富士通と英Vodafoneなど、ORI準拠の装置でLTE実証実験に世界で初めて成功

2015.3.16 18:26配信

英Vodafone Group Plc(Vodafone)、富士通、Fujitsu Laboratories of Europe(FLE)、独Kathreinの4社は、2014年12月に欧州電気通信標準化機構(ETSI)で標準化された携帯電話基地局向け国際標準規格「Open Radio Equipment Interface(ORI)」に準拠した装置を用いたLTE実証実験に世界で初めて成功し、4社で仕様の実用性を確認した。

携帯電話基地局向け国際標準規格ORIは、基地局のベースバンド装置と無線装置をそれぞれ異なるベンダーの装置で構成しても相互に接続して運用することを可能にするための標準規格。モバイル通信キャリアは、基地局を構成するベースバンド装置と無線装置をそれぞれ別々の機器ベンダーから調達できるようになり、基地局設備を展開するうえで機器の選択肢を広げることができる。また、ベースバンド装置と無線装置の技術革新が促進され、移動体通信サービスのパフォーマンスの向上が期待できる。

今回の実証実験では、いずれもORIのRelease1が実装された富士通のベースバンド装置と、Kathreinの無線装置を光ファイバーで接続して検証を実施した。さらに、富士通の無線装置もORIに準拠することを接続して検証した。

ORIは、Release 1では第4世代規格LTE-Advancedとヨーロッパの第3世代規格UMTS方式、Release 3では第2世代と第3世代の橋渡し的な役割を果たす2.5世代のGSM/GPRS方式、Release 4では、現在のベースバンド処理分散型のネットワーク構成からベースバンド処理を集約することで、セル間協調により干渉制御を最適化し、パフォーマンス向上を目指すネットワーク構成「C-RAN(Centralized Radio Access Network)」を想定した最適化をサポートしている。

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