I・Oデータ、WDと販売代理店契約、IoTにらみハードメーカーとの連携強化

2015.4.15 19:50配信
I・Oデータの細野昭雄 代表取締役社長

アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)と米WesternDigital(WD)は4月15日、国内でのWD社製外付けHDDに関する販売代理店契約を締結したと発表した。これによりI・Oデータは、ポータブル外付けHDDの「My Passport」シリーズやデスクトップ外付けHDDの「My Book」シリーズ、ネットワークストレージ製品などの国内販売を5月から順次開始する。

今回の代理店契約締結について、I・Oデータの細野昭雄 代表取締役社長は「世界のHDD市場でトップシェアのWDと組むことによって、ドライブの調達力やNASなどのアプリケーション分野を強化したい。WDの外付けHDDは、日本ではそれほど強くないが、I・Oデータとの連携によるシナジーで両社が補完し合いながら日本市場での販売拡大を目指していく」と狙いを語った。

また、「ハードウェアメーカーとしっかり組むことによって、深いレベルでの情報共有し、目前に迫っているIoT(Internet of Things=モノのインターネット)の時代に対応してきたい。また、ゆくゆくは日本発のアプリケーションを世界に広めるきっかけにもしていきたい」と今後の展望を語った。

一方、米WD・コンテンツソリューション&ワールドワイドセールスのジム・ウェルシュ エグゼクティブバイスプレジデントは「WDはHDDの世界市場で40%以上のシェアがあるトップメーカー。信頼度の高い両社が組むことでブランド力がさらに強化される。日本の市場を熟知しているI・Oデータは、WDの製品をしっかりと販売してもらえると期待している。I・Oデータからの情報に耳を傾けながら製品開発も連携、WDの日本におけるラインアップを充実させていきたい」と話す。

また、ウエスタンデジタルジャパンの金森 苧 代表取締役社長は「約10年にわたり、I・Oデータの外付けHDDにWDのドライブを搭載、AV専用やNAS専用HDDもいち早く採用いただいた。今回の代理店契約によって、さらに密接なパートナーシップを築いていきたい」と語った。

具体的な事業戦略について、I・Oデータの土田智巳 執行役員事業戦略部部長は「I・OデータとWDで若干重複する製品があるものの、ユーザーに選べる環境を提供するため、ラインアップの集約は当面行わない」としながら、「これまでPC用、テレビ録画用が主な用途だった外付けHDDだが、4Kコンテンツの録画・製作用、パーソナルコンテンツの保存用、企業データの保全用、の三つの用途をさらに広げていきたい」と語った。

また、「I・Oデータは国内AV機器のトレンドにいち早く対応するなど小回りのきく仕様を実現できる。一方、ハードウェアの最新技術を有するトップメーカーであるWDは、インパクトのある製品で、幅広いニーズをカバーできる多様性がある」と両社の特長を分析。これらを掛け合わせることでユーザー1人あたりの利用機会を増やし、市場を拡大させていきたいとし、「今回の協業で外付けHDD、NASともに右肩上がりの線を描けるように努めていく」と抱負を述べた。

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