携帯電話契約数の推移。2015年3月末のスマートフォン契約数は6850万件、フィーチャーフォン契約数は5801万件となった

MM総研は、2015年3月末の携帯電話端末契約数と月額利用料金に関する調査結果を発表した。

携帯電話端末は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、ワイモバイルの4キャリアに加え、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードを利用したスマートフォンとフィーチャーフォンの契約数を調査した。PHS、タブレット端末、データ通信カード、通信モジュールは含まない。その結果、2015年3月末のスマートフォン契約数は6850万件、フィーチャーフォン契約数は5801万件で、これらを合わせた携帯電話端末契約数は1億2651万件となった。スマートフォン契約数比率は前年度比7.1ポイント増の54.1%となった。

主要4キャリアが2014年6月以降にそれぞれ開始した音声通話定額やデータ通信量の多段階選択と家族間でのシェアやギフトを打ち出した新料金プランに関する加入状況では、フィーチャーフォン利用者の加入率が11.3%で、スマートフォン利用者の加入率は32.9%となった。また、ユーザー調査を基に、通話料+データ通信料+オプション料の合計月額利用料金について分析した結果、フィーチャーフォン利用者は税別2739円、スマートフォン利用者は税別6342円だった。

MVNOのSIMカード利用者の月額利用料金については、音声通話対応SIMカード利用者は3379円、音声非対応SIMカード利用者は1199円で、音声対応SIMカードはスマートフォン平均利用料金の約半額、音声非対応SIMカードは約5分の1となっていることがわかった。

スマートフォン利用者のデータ通信量を調べると、「わからない」「ゼロ」「30GBより大」を外れ値として除いた平均データ通信量は3.53GB、中央値は2.30GBとなった。月間通信量「1GB以下」「2GB以下」「3GB以下」を合計した3GB以下は約61%を占めた。

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