プラスワン・マーケティングは6月22日、「~FREETEL World 2015~新ブランド・新製品発表会」を開催した。MVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体サービス事業者)としての新ブランドを「FREETEL Made By JAPAN」とし、月額299円(税別、以下同)からの「FREETEL SIM」の販売を7月15日に開始する。また、OSにWindows 10 Mobileを搭載する端末をはじめ、新端末も発表した。自社を「SIM フリーキャリア」と位置づけ、SIMフリー端末と通信サービスの提供とそれに伴うSIMの販売を店舗に重点を置き展開していく。
FREETEL SIMの料金体系は、データ通信のみが月額299円から、データ通信にSMSサービスが付属するSIMが月額439円から、データ通信にSMSと通話が付属するSIMが月額999円から。いずれも高速データ通信の利用量100MBが付属し、利用実績に応じて追加請求される仕組み。例えば、音声とSMSが付属するプランでは月間10GBまでで月額3170円。ユーザー自身で月間の高速通信利用量を設定できる「ストッパー機能」も提供する。また、最低利用期間の設定や契約解除料などを求めない「縛りなし」としているが、短期MNP転出を防止するための手数料は設定する。
新しいSIMフリー端末では、Windows 10 Mobileに対応する4.5インチ液晶でクアッドコアCUP搭載の「Katana01」を1万9800円で、5インチ液晶でクアッドコアCPU搭載の上位モデル「Katana02」を2万9800円で発売する。発売日については「Windows 10 Mobile端末としてできるだけ最速で発売したい」(プラスワン・マーケティングの増田薫 代表取締役)としている。また、日本メーカーとして世界31か国で発売する予定の「SAMURAI」シリーズも併せて発表。5インチディスプレイ、クアッドコアCPU搭載のミドルクラス「雅(MIYABI)」を1万9800円で、画面サイズ6インチでオクタコアCPUを搭載するフラッグシップの「極(KIWAMI)」を3万9800円で発売する。発売日は未定。そのほか、AndroidベースのSIMフリーフィーチャーフォン「Galaho(仮称)」も年内に発売する。
「どこで買えばいいかわからない状態を解消したい」(増田 代表取締役)として、端末とSIMのセットで購入でき、即日MNPと持ち帰りに対応するコーナーを量販店内に展開する。まず7月15日にヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、マルチメディア 横浜、マルチメディア 梅田の各店舗にショップインショップを開設。9月までにはヨドバシカメラ全23店で展開していく。また、8月下旬には、ティーガイアの「スマートラボなんば戎橋店」にも展開する。
発表会にゲストとして招かれたヨドバシカメラの日野文彦 常務取締役販売本部長は「ヨドバシカメラでは今年をSIMフリー元年と位置づけ販売を強化しており、FREETELに大きな期待を寄せている」と語った。また、法人向け販売のパートナーとしてダイワボウ情報システムの松本裕之取締役販売推進本部長も登壇。「ソリューション展開の中でWindows 10 Mobile搭載のスマートフォンを販売していきたい」と語った。