オフィスなどでの長時間の座り仕事、家事や育児、運動不足。
そんな理由で肩こりや腰痛に悩む人たちも多いかもしれません。

かくいう私もそのひとりで、長時間、ほぼ座って仕事をしているため、肩も背中もカチカチです。

ある日、子どもたちに付き合ってラジオ体操をしてみたところ、全身を伸ばすことができ、とても気持ちがよいことに気がつきました。

そこで、国民の体操といわれている「ラジオ体操」をもう一度見直してみようと、調べてみたところ、とてもよく作られた体操であることがわかり、夏休みに子どもだけではなく、大人こそやるとよいのではと思い、今回は、ラジオ体操の歴史やよい点など、おすすめポイントをご紹介していきたいと思います。

肩こり、腰痛の原因とは

まず、おさらいですが、肩こりや腰痛の原因は主に以下のようなことだと言われています。

肩こり

国内最大手の製薬会社である武田薬品工業株式会社の「タケダ健康サイト」によると、肩こりの原因は大きく5つ。

同じ姿勢でのデスクワーク

同じ姿勢で長時間パソコンに向かっていることで、首や肩周辺の筋肉に緊張が続き、肩こりの症状があらわれます。

眼精疲労

パソコン、携帯電話などによる長時間にわたる目の酷使や、メガネの度が合っていないなどの慢性的な目の筋肉の緊張や疲労が、肩こりの症状を引き起こすことがあります。

運動不足による筋肉疲労と血行不良

日頃から体を動かしていないと、筋肉が普段使われないので、筋肉の緊張や疲労が起こりやすく、肩や首筋がこります。さらに、運動不足は血行不良を招き、肩こりの発症の原因になります。

ストレスによる緊張

肉体や精神にストレスを受けると、筋肉を緊張させる自律神経の働きが活発になります。そのため、肩周辺の筋肉が緊張し、肩こりが起こります。一時的なものであれば問題ありませんが、連日ストレスにさらされ筋肉に過剰な緊張状態が続くと、肩こりが慢性化することがあります。

寒さによる肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れ

寒い場所や冷房の効いた部屋でずっと過ごしていると体に不自然な力が入り、筋肉が緊張します。さらに、寒さによって自律神経の乱れを引き起こすために、筋肉の緊張が強まり、肩こりの原因となります。