不満を言いにくいのは「彼氏との時間」や「投資」がムダになると考えているから

自分ともう一人の女性を秤にかけられるような真似をされて、とっても気分を害しているはずなのに、なぜ彼氏に不満を直接言えないのでしょうか。

それは、彼氏と過ごす時間が楽しいというのが大きな点といえます。

自分と接している時の彼氏は優しくて、一緒に過ごす時間はとても楽しい。

もう一人の彼女が彼氏のいやな面を全て請け負ってくれていて、自分は少しのウソだけを見逃せば、この楽しい時間を手に入れることができると考えていないでしょうか。

それに加えて、自分が別れを切り出せば、自分が彼氏のために投資した時間が全てムダになると考えてしまう。このことを、「好き」という感情と錯覚してしまっていないか、よく見つめ直してみてください。

残念ですが、人の気持ちを変えることはできません。辛いでしょうが、自分の気持ちに整理をつけて、彼氏の元から去ることを選択したほうが賢明です。

もっとも失う大きなものは「自己肯定感」

セカンド彼女として過ごすデメリットで一番に挙げられるのは「自己肯定感の喪失」だと思います。

本来、恋愛は「愛される」ことで自己肯定感を高めるメリットがあるはずですが、セカンド彼女ではそういったメリットはありません。長くそういった関係を続ければ続けるほど、むなしさが残る関係ともいえます。

勇気を出して、今の関係を清算して、自分を大事にする一歩を踏み出してくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログhttp://nomichan2001.cocolog-nifty.com/epsiloncafe/