しんどい子育て、いつまで続く?我が子を愛せない自分に、子育てを諦めかけた生後4ヶ月

「自分には子育ては向いていない」

「こんな私の元に生まれた息子はかわいそうだ」

「もういっそのこと、子育てやめてしまいたい・・・」

息子が生後4ヶ月くらいの頃、本気でこんなことを考えていました。両親は県外に住んでいたのですが、いっそのこと、両親に預けてしまって、私は育児を手放そうかとまで考えました。

私が不妊治療で子どもを授かったこともあり、不妊治療をしている友人から相談を受けることもありましたが、子どもを愛せていないのではないか、こんな日々から抜け出したいと思っていた私は、友人の相談に乗る事にさえも罪悪感を覚えていました。

それでも、息子が1歳になってきた頃でしょうか。もうこのままではダメだ、と爆発していた時、先輩ママの友人が自宅に遊びにきてくれたとき、こんな言葉をかけてくれました。

「私も2歳くらいまでは、毎日地獄だと思った。何度か手をあげてしまったこともあったよ。
でもね、3~4歳になって、子どもが自分でできることが増えてくると、本当に楽になるのよ。
そしてね、自分に余裕が出てくると、子どもがまた可愛く思えるから。」

その先輩ママはとっても子育てを楽しんでいてキラキラしているように見えていたため、まさかその友人も、この日々を地獄のようだと感じていたとは夢にも思っていなかったので、とても衝撃的な言葉でした。

さらに友人は私に、こんな言葉も残してくれたのです。

「完璧主義は捨てたほうがいいよ。
人を育てるって、命を守るって、本当に大変なことだと思うんだ。仕事とは違うよ。
どんなに自分でしようと思っても、できないことの方が多いから。
手を抜くこと、人に頼ること。この2つを常に意識して、できるようになったほうがいいね。」

そして彼女は、「じゃあ、今私にしてほしいことを言ってみて?なんでもするよ!」とも言ってくれました。その言葉を聞いて、思わず涙が溢れだしました。

事実、3歳になって子育てが楽になった

今、息子は小学5年生になり、娘は5歳になりました。

その先輩ママが言っていたとおり、息子が3歳なった頃から、かなり私自身に気持ちの余裕も出てきました。特に仕事復帰をして保育園に息子を預けるようになってから、保育園で息子はたくさんの言葉を覚え、自分でできることも増えてきて、夜も数時間まとまって眠られる時間を確保できるようになってきたのです。

相手とコミュニケーションが取れる。それだけでも、日々の生活がとても楽になるのだということを実感しました。

下の子が生まれた時、二人を育てなから、産後半年で仕事復帰するのは大変ではありましたが、1人目の子育てよりも「先」が分かっている分、精神的な余裕がありました。

今も子育ての悩みは尽きませんが、あの地獄のような日々を時折思い返すと、そのときよりも今が楽しいし、子どものことを愛せるなと感じています。

あの時、子育てを諦めていたら・・・・。この何者にも代えがたい二人の子どもたちとの「今」この時間がなくなっていたかと思うと、少し怖くなります。

これからパパママになる人、まだお子さんが小さいパパママには、是非知っておいてほしい。

しんどい子育て、地獄のような日々は、いつか、楽になります。そのときまで、思いっきり誰かに頼り、完璧主義を捨て、たまに、自分を褒めてあげてください。

乗り越えた時には、かけがえのない、子どもたちとの時間が待っていますよ。