恋が始まる可能性が高い「想われ検索」

今回「婚活サプリ」を試しに使ってみました。プロフィール登録や本人確認書類の提出を済ませると、早速相手を検索します。

なかなか面白いなと思ったのが、自分が相手の希望にマッチングしている相手を検索できる「想われ検索」なる機能。

メジャーなのは、自分が相手に希望する条件を入力する「お相手検索」ですが、自分が相手の希望にマッチングしている相手だけを表示するのが想われ検索という画期的なシステム。相手は自分のことを気に入ってくれている前提があるので、こちらも相手を気に入れば仲良くなれる可能性が高くなるわけです。

相手のプロフィールは年齢や現住所、出身地、身長、体型、血液型、結婚観(結婚への本気度、結婚歴、親との同居など)、職業(年収、転勤の可能性など)、学歴、性格、ライフスタイル(休日の過ごし方、たばこ、お酒、家事)、資産など、かなり細かい情報まで閲覧できます。もちろん相手に希望することも。

アプローチする前に相性診断も見える

また、ユニークなのが四柱推命を用いた全10個の属性も見られること。自分と相手との属性を用いた相性診断が見られるのも、アプローチをするか否かの参考になると感じました。さらに、希望条件のマッチ度も数字で表示されるので、相性があまりにも悪い相手は最初からよけておくことも可能。

検索を通じて気になった相手には「メッセージを送る」から、挨拶とビデオチャットの予約を行います。メッセージでやりとりした後は、「ビデオチャット申し込み」からビデオチャットを希望する日付や時間、ちょっとしたメッセージの送信を。

ビデオチャットの日程が決まると、当日、スマホはもちろんパソコンでも会話ができるようになります。静止画の写真とは違い、相手の表情や目の動き、話しているときの口元などが見えて、声も聞けて、視覚と聴覚から相手を感じられるのが動画の素晴らしいところです。

動画だからこそ得られる情報で、対面でのガッカリを防止

私はこれまで、写真で相手を選んだり、メッセージだけでやりとりしたりする恋活・婚活アプリをいくつか使ったことがあります。実際相手と会ってみると、写真とは印象が違ったり、写真からは得られなかったネガティブな情報を得たりと、残念な気持ちになることもありました(お互い様なので、相手も私に対し、ガッカリした面はあったと思いますが…)。

でも、婚活サプリのように対面で会う前に、動画でまとまった時間、しっかり会話できるなら、いざ会ってみて「全然違った」「全然合わなかった…」といったミスマッチを防ぐことができます。

やっぱり動画から得られる情報は多く、しかも今後恋愛を発展させていくかどうかに関わる重要な情報ばかりです。笑ったときの顔が好きかどうか、笑い声が好きかどうか、そもそも声が自分にとって聞き取りやすいかなど、視覚や聴覚を通じた好みって大事ですよね。

なにかと忙しい日々を送る大人は、恋活・婚活だけに時間を割くわけにはいきません。家にいながら、職場での空き時間などを活用して、効率的にビデオチャットでやりとりして、「この人は!」と思えた本命と対面でデートし、恋をつかみとるのが今っぽいスタイルなのかもしれません。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。