EIZO/MSI/SteelSeriesブース

ゲームの世界により没入して楽しむには、やはりディスプレイが重要だ。EIZOは今冬に発売予定のゲーミングディスプレイ「FORIS FS2735」を東京ゲームショウ2015のブースに展示。担当者による製品説明やデモンストレーションをした。

「FORIS FS2735」は、家庭用ゲーム機からPCゲーム、スマートフォン(スマホ)まで楽しめる本格的なゲーミングモデル。スマホとワイヤレスに接続できるよう、同社として初めて、Bluetooth Smartを搭載したことが特徴だ。

専用アプリ「G-Ignition Mobile」をインストールしたスマホとペアリングすると、これまでPCからしかできなかった表示画面の色合い調整などをスマホでできる。ディスプレイ画面には、スマホへの電話やSNSの着信通知を表示できるので、ゲームに夢中になっていても大事な連絡を見逃さない。

独自のクラウドサービスとしては、モニタ画面表示の色合いなどの設定値をクラウド上に保存し、共有できる「G-Ignition Drive」を提供する。これまでPC本体にしか設定値を保存できず、共有することは難しかったが、「G-Ignition Drive」を利用することで、自分の設定値を簡単に共有したり、有名なゲームプレイヤーの設定値を自分のモニタに簡単に反映したりと、より色にこだわってゲームを楽しめる。

視認性向上技術「Smart Insight」も向上させた。従来は表示の暗部のみを自動認識・補正していたが、「FORIS FS2735」に搭載した3代目となる「Smart Insight Demolition」は、白を多く含む眩しいシーンも自動認識・補正できるようになった。映像ソースを自動的に認識、補正して常に視認性の高い映像を表示するので、対戦相手を見つけやすくなる。

144Hz駆動に対応した27型WQHD(2560×1440ピクセル)のIPSパネルを採用。AMD社のFreeSyncテクノロジーに対応し、PCからの映像出力と、モニタ内部の映像処理が完全に同期するため、PCに高い負荷がかかるゲームで起こりやすかった動画のギクシャクした表示を大幅に抑えることができる。

「FORIS FS2735」は8月にドイツのゲームイベント「gamescom 2015」で発表した製品で、日本では初の一般公開となる。価格は未定だ。