このヤスリの強度、ほら鉄粉が浮くほどです。 

さて研ぎ上がった包丁を使ってみると、
大根も透けるほど薄く！

そしてこのシャープナー、使用耐久性はなんと5000回以上。
実際、アルミナの網やすりは長寿命ですが
それ以前に下のスポンジがだめになってしまうから
5000回なのだそうです。


この商品を開発した
三陽プレシジョンの内山ともやさんによると、
「床屋さんの革砥はベルトのゆがみが、
かみそり刃の刃先をフィットさせることで、短時間で砥ぎあげることができます。
マジックシャープナーはこの理屈を利用しています。
 
また、皮砥を利用するときには、ベルトをピンと張れといわれます。
ベルトのゆがみがかみそりの刃先形状に対応する一方、
ゆがむことで刃先の押さえつけが弱くなるのを、ピンと張ることで
研ぐために必要な力をかみそりに戻すためです。
 
マジックシャープナーは、台座のプラスチックがあることで、
この研ぐ力を包丁に返す役割を果たしています。
従来のシャープナーは包丁の刃先に対してポイントでしかあたらず
均等に研ぐことはできませんでした。
これを解決したのがこの製品です。」
 
ゆっくりと刃物を研ぐ…。
そんな男の楽しみを奪ってしまったような気もしますが、
日々の便利には変えられませんもんネ。
●マジックシャープナー
(株)三陽プレシジョン
Amazonで購入 [ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007T4IWHI/urepi-22/ref=nosim/ ] 
 
三陽プレシジョン [ http://yumepro.net/ ] （TEL：03-3491-2811）

 

本間 美紀 本間 美紀

ほんま・みき キッチン、インテリア、デザインに関する執筆、企画、編集を手がけるエディター＆ライター。食と暮らしを結ぶ具体的なもの、こと、考え方の取材が特に得意分野で、キッチンジャーナリストとしても活動中。独立前は老舗系インテリア専門誌の編集部に勤務。床壁、家具から雑貨まで住まい関わるものはすべて取材経験あり。手がけた本に「ザ・リアルキッチンガイド」「マイスタイルキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ 」「リノベーション物件に住もう！～超中古主義のすすめ」など。ブログ「キッチンのこころ」

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