イベント当日の朝に焼かれた、超有名店バゲット数種と、バゲットに合うおかずが味わえる、パン好きにとってはたまらないイベント「利きバゲット祭」が、お台場・東京カルチャーカルチャーで開催された。

実は5回目を迎える大人気イベント。その理由は選りすぐりの名店のバゲットが食べられ、さまざまなバゲットの情報を知ることができるから。

今日も過去に提供されたお店とはまた違う名店のバゲットが登場するだけでなく、それに合う美味しいおかずも多数用意されるらしい。

登壇者はバゲットライフ管理人の平岩さん、横浜市青葉区と川崎市とにパティスリー「Bon Vivant(ボン・ヴィボン)」を開く児玉さん、フードコーディネーターの石井さんの3人。

平岩さんオススメの厳選された5店舗のバゲットを楽しみながら、食べるだけではなくバゲットについての知識も深めることができる。

今回はフランスの都市サンテティエンヌで行われている最も有名なパンの祭典のひとつ、モンディアル・デュ・パンに、日本代表として参加した谷口さんが急遽飛び入り参加した。

イベント自体がこの大会の取材を元に進む構成であったため、企業秘密であるはずの裏話もたくさん聞くことができ、会場はかなりの盛り上がりを見せた。

児玉さんと谷口さんは、旧知の仲だそう。おかげでこんなに豪華なイベントが実現したのだ!

パンの世界一を決める。パンの祭典~モンディアル・デュ・パン~とは?

モンデュアル・デュ・パンは、フランスにおける国民栄誉賞や人間国宝にも匹敵するといわれるMOF(Meilleur Ouvrier de France)のコンクールと同等の課題で争われる、非常に難易度の高いパン職人の祭典。

そのため、作られたパンの味が美味しければよいというものではなく、会場にいる間の振る舞い、身の回りの掃除が行き届いているか、チームの部下をぞんざいに扱っていないかなども評価の対象になる。

飾りパンの競技では、日本から焼いたパーツを持ち込んで会場で組み立てる。

そのため、谷口さんは専用のスーツケースを買い、自ら会場まで運び競技に備えたそうだ。その結果、日本チームは味覚と栄養部門で部門賞を受賞、総合でも5位入賞を果たした。

次回は台湾で開催され、上位6チームが上位選を行う。谷口さんら日本チームも、もちろん参加する予定だ。

そして谷口さんは、前半終了に合わせてお店に直帰。休む暇なく、すぐにパンの仕込みが待っているとのこと!