モバキャスの永松社長(左から3人目)とmmbiの二木社長(中央)ら

携帯端末向けの有料放送サービス「モバキャス」が、4月1日にスタートした。同時にmmbiがモバキャス専用放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」を開局し、朝10時に放送を開始した。また、同日、六本木で開局記念セレモニーを開催した。

「モバキャス」は、テレビ放送の地デジ化に伴って利用できるようになった207.5~222MHz以下の周波数を使用する携帯端末向けマルチメディア放送。専用放送局の「NOTTV」が、対応するスマートフォンやタブレット端末向けに、生放送中心の高画質番組のほか、いつでも視聴できるシフトタイム番組を有料配信する。月額利用料金は420円。

開局セレモニーでmmbiの二木治成社長は、「テレビを超えるテレビを目指す。メディアの世界に一石を投じられたらと思う。これから大きく育てていきたい」と挨拶した。

ジャパン・モバイルキャスティング(モバキャス)の永松則行社長は「現在は2端末だが、今後対応端末を増やしていく。また放送エリアも順次拡大する。サービス開始時の送信所数は13局だが、今年度中には倍の25局まで拡大する」とロードマップを語った。

セレモニーには、4月2日から始まる新番組「AKB48のあんた、誰?」を担当するAKB48の片山陽加さん、中塚智美さん、北原里英さん、横山由依さんの4人が駆けつけた。メンバーを代表して片山さんは、「生ならではのハプニングや、メンバーの素の姿をお届けしたい。いろんなメンバーの化学反応で番組をおもしろくしていきたい」と番組への意気込みを語った。

「AKB48のあんた、誰?」は、毎週月~金の17時~18時に放送する1時間の公開生放送番組。番組は、東京・秋葉原にあるAKB48カフェからの生放送で、日替わりでメンバーが登場し、さまざまな企画に挑戦しながらそれぞれの個性をアピールしていく。