その1:イクメンして褒められると思うな

イクメンをすれば、褒められると思ってはいけません。イクメンをするとむしろ、職場や家庭で文句を言われたり怒られると思ってください。

「妻の家事負担や育児負担を軽減してあげるのだから、褒められてしかるべきだ」と思うのは大間違いです。育児や家事はそもそも夫婦がふたりでシェアするものです。それに毎日必死に育児に取り組む妻はメンタル的にいっぱいいっぱいで、あなたを褒める余裕などないのです。

叱られることばかりだが育児家事に参加するのは当然のこと、と思ってみてください。とにかく、がんばったら褒めてもらえるなんて思わないことです。

その2:自分のパンツは自分で洗え

子どもの遊び相手をするだけがイクメンではありません。むしろ家事をどこまで担当できるかがイクメンの大事なポイントです。

もし、育児家事の手伝いをする最低限のラインを引くなら、「自分の服は自分で洗う」からスタートしてみましょう。洗濯カゴを分けて、自分の洗い物を自分でやるだけでも、妻の負担とストレスは大きく軽減されます。

子どもの洗い物が増えて、これは今までにない負担になるのですから、自分の洗濯物くらい自分で回しましょう。もちろん、たたんで、引き出しにしまうところまでやるんですよ。

その3:家事の「仕様」を早く聞き出せ

育児や家事を担当すると、「そうじゃないのに!」と何度も言われることになります。最初は下手なのはしょうがないとしても、そこそこ慣れてきても何かと細かいことで怒られます。

こういうときは「仕様」を明確にするようにお願いしましょう。洗濯物の折りたたみ方(タオルをたたむ向きは必ず右だ、とか)、皿洗いのちょっとした手順(皿の積み重ねル-ルとか)など、妻の希望を満たさない限り、お互いストレスの残る家事分担になってしまいます。

「仕様」を言葉にしてもらうことは、ママの家事ルールを明確にする、ということです。家事の分担はまずはそこからなのです。