MMD研究所は12月14日、コロプラが提供する「スマートアンサー」と共同で実施した「2015年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表した。

調査期間は11月27日~11月28日、調査方法は「スマートアンサー」のモニタを利用したインターネット調査で、設問は38問。対象はスマートフォンを持つ15歳以上60歳未満の男女で、有効回答は2750人。

1日でのスマートフォンの利用時間に関する設問では、およそ半数が3時間以上と答えており、1日平均ではキャリアメールを3.8回、SMSを3.5回、LINEを11.5回送信する一方、ほとんどの通話は1分未満という回答が得られた。

格安SIMの利用率は5.6%に留まり、キャリアユーザーの約8割が格安SIMを認知しているものの、半数以上が格安SIMを「知ってるが利用は検討していない」と回答する。

人気の高い端末は、iOSならiPhone 6、AndroidならXperiaシリーズで、若年層ほど端末の各機能について「満足」と回答する傾向が見られる。

スマートフォンにインストールしているアプリの数は平均22.3個で、約7割のユーザーがスマートフォンにSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)・コミュニケーションのアプリをインストールする。もっともよく利用するアプリに関する質問では、10~30代がSNS/コミュニケーション、ゲーム、動画、ミュージック、EC/オークションの順で、40~50代ではSNS・コミュニケーション、ゲーム、天気、EC/オークション、動画の順であった。

SNS・コミュニケーションアプリの利用では、LINEがすべての世代で85%を超えており、Twitterは10代が8割、20代でも7割に迫るユーザーが利用する。なお、10代におけるInstagramとFacebookの利用は同率ながら、10代女性ではInstagramの利用がFacebookを上回った。また、20~40代ではTwitter利用がFacebookを上回る一方、50代ではFacebook利用がTwitterを上回る。

このほか、動画視聴に関する設問では、全体の76.1%がPCやタブレット端末よりもスマートフォンでよく動画を見ており、とりわけ10代では84.6%がスマートフォンで動画を見ていた。同様に、全体の70.5%がPCやタブレット端末よりもスマートフォンをオンラインショッピングによく利用する。さらに、動画視聴やオンラインショッピングについて、男性はPCを、女性はスマートフォンをよく利用するという傾向が見られた。