冬は、こたつに入って友だちとまったり過ごす。なんて幸せな光景でしょう。
でも、この写真、そういう写真ではありません。ちょっとひいてみましょう。
あれ? 奥にも人が……。もっとひいてみると……。
うわ、人がいっぱいいる!
そう、実はこれ、世界初の「こたつフェス」だったんです!
最近は、いたるところで行われている音楽フェス。音楽好きな人は、いろいろなフェスに参加していることでしょう。
でも、人混みや大音量に疲れてしまい、フェスは苦手という方もいるのではないでしょうか。
そんな方に、今までにない新感覚のフェスをご紹介しましょう。その名も「こたつフェス」。12月26日(土)に開催されたこの「こたつフェス」に行ってまいりましたので、レポートいたします!
静かなる音楽イベント「サイレントディスコ」
会場は下北沢のオーガニックカフェ「Cafe Stay Happy」。
このカフェ、冬場には客席の一部がこたつになります。
そのこたつに入りながら音楽を楽しむわけですが、店内に音楽が流れるというわけではありません。「サイレントディスコ」という方式で音楽を楽しむのです。
サイレントディスコは、お客さん一人ひとりがヘッドホンでDJの流す音楽を楽しむ形式。ヨーロッパでは割と盛んなようですが、日本でも徐々に注目されています。
主催者である「Silent it」の雨宮優さんは、このサイレントディスコ形式のフェスを十数回開催しているとのこと。
10月24日から11月3日まで開催された「東京デザインウィーク2015」でも130人ほどの規模で行ったとのことです。
「サイレントディスコは、音がしないため周囲に迷惑がかかりません。また、小規模のスペースで開催可能なので、ちょっとしたホームパーティなどでもできるのがポイントです」(雨宮さん)
DJミキサーに接続したワイヤレスシステムを使い、それぞれのヘッドホンに音楽を流すシステム。最大300台のヘッドホンを同時接続できるそうです。
今回は、世界初の「こたつ」と「サイレントディスコ」のフェス。会場には20名の参加者が集まりました。それぞれが、思い思いの席についてヘッドホンを装着します。
さあ、フェスの始まりだ!