復職前は“もしもの時”の準備を最優先に 

お子さんが6カ月の時にグーグルの復職者向けインターンシッププログラムを経て仕事復帰となった瀬戸川さん。復職が決まってからスムーズに仕事に復帰するためには、どのようなことをしたのでしょう。

「まだ6カ月ということもあって、周りから乳幼児はよく熱を出す事なども聞いていたので、まずは子どもが病気になった時のバックアップ体制を整えておこうと思いました。
私も夫も両親が遠方に住んでいたので区や民間にサービスに頼ることにしましたが、私が住んでいる区の病児・病後児保育を利用するためには、1歳過ぎてからや離乳食完了後などの制限があり生後6カ月では預けることができませんでした。
そこで民間のベビーシッターの契約やファミリーサポートの登録をして、内容をしっかり確認し子供に何かあったときにはすぐ頼めるようにしておきました。
結局ベビーシッターやファミサポは利用しないで一番熱を出す時期を乗り切れたのですが、何かあった時に頼れるところがあるという安心感もあり、必要なものだったと思っています。」

#HappyBackToWork ママが復職する日/Women Will

両親が近くに住んでいてもしもの時は頼れるという家庭でも、万が一の時のためにファミサポに登録したりベビーシッターや一時預かり保育の確認をしたりしておくことで、日々の生活の安心につなげたいですね。

「あと子どもの予防接種に関しては、できるものは早めに受けました。病院で先生に確認し、1回で3種類受けることもありましたが、復職して休みづらくなることを見越して事前にできることはなるべくやっておこうと思い、自分の歯科検診などにも行きました。」

さらに瀬戸川さんは家庭内のこととして冷凍品のストックやいざという時のために家事代行サービスの確認もしていたそうです。

今必要ではなくても“いつか利用するかも”ということに対する確認や準備の姿勢は今すぐ見習いたいです。準備や確認にも時間がかかるため、職場復帰の前にしっかりと考えておくことが理想ですね。

保活は下準備が鍵!

あらゆる準備を順調にこなしていたように見える瀬戸川さんですが、一番重要ともいえる保育園はすんなり決まったのでしょうか。

「インターンのプログラムが11月からだったのですが、その前から働きたいという意識があり近所の保育園を見学したりしていました。数カ月前からなんとなく準備をはじめて、インターンが決まってからは一気に動き出したという感じです。
事前の確認や準備があったから、保育園を選ぶ基準やポイントが分かっていたので園を決めることに関しては割とスムーズだったかなと思います。でも、年度の始まりではないので近所の認可保育園や認証は厳しく、職場近くの保育園に預けるという選択肢になりました。
今は認可の保育園に移れたのですが、年度が替わるまでの約半年間は子ども一緒に途中まで通勤し、出社時間が少し前後してしまうこともありましたが、周りにも支えられ乗り越えることができました。」