ファーウェイ・ジャパンは、2015年度決算を発表した。通信事業者向けと法人向け、コンシューマー向けの全ビジネス、グループが前年に比べて急成長し、グローバル年間収益は前年比137%の約6兆6175億円、純利益は133%の約6204億円に達した。

特にコンシューマー・ビジネス・グループは、収益が172.9%の約2兆1774億円となり、影響力を世界に拡大。力を注いだスマートフォンは、出荷台数が144%の1億800万台に上って世界3強の地位を固める絶好調ぶりで、躍進を大きく後押しした。

スマホの出荷台数の内訳は、30%以上を中価格と高価格の機種が占めた。なかでも「HUAWEI Mate S」と「Nexus 6P」は、60か国以上でベストセラーを記録し、「P8」は500万台以上、「Mate 7」は700万以上を出荷。4000万台を超える「honor」シリーズの出荷先は、70以上の国と地域に及んだ。

ウェアラブル製品については、具体的な数字は公表していないが、目標の出荷台数を達成したと説明。技術とファッションを融合した製品を開発し、市場で存在感を積極的に打ち出す戦略が奏功したとみられる。