3: 本当の自分を出せなくなる

 自分らしさを出すことを極度に恐れるのが、“カスタマイズ女子”。ちょっとした癖や個性を出すと「彼氏に嫌われるんじゃないか……」と怖くなってしまっています。

そして、実際そうなりやすいのです。

別人のようにお化粧して会っていれば、すっぴんに引かれてしまいます。真面目な子を装っているけど本当は遊んでいる子なら、街で友達といるところを彼氏に目撃された時、違和感を持たれてしまいます。

カスタマイズした姿で彼氏をふりむかせたわけですから、隠していた素の部分を明かした時、彼から一気に幻滅されてしまう可能性は、かなり高いでしょう。

4: 本当の自分が分からなくなる

それでも、「自分を見せたら嫌われる……」と思っている方がまだ健全かもしれません。もっと重症なのが、本当の自分が分からなくなってしまうことです。

相手に合わせすぎて自分を引っ込め続けているため、自分で自分を見失ってしまう……。日本人女性には多いタイプかもしれません。

今、自分が何を感じているのか、幸せなのかそうじゃないのか、楽しいのかつまらないのか。自分がどうしたいのかさえ分からない……つまり、夢や希望がない、なんてこともあります。

これも、キャラを“カスタマイズ”してきた弊害です。

これは、男性から好かれるようにふるまう自分を、自分自身が好きでいられるかが分かれ目ですね。

「大好きな彼がそれで喜んでくれるなら、自分らしさなんてどうでもいい!」などと言い切れる女性だったら、意外と困らないかも。

ただ、無理をしてカスタマイズしている場合、幸せにはなれません。意中の人に思いが通じた頃には、自分で自分がイヤになっているリスクを抱えています。

相手のために自分が変わろうとする気持ちも尊いものだけど、やりすぎ厳禁。彼氏も自分も好きでいられるような恋愛がいいですね。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。