ちなみに本作、藤ヶ谷と窪田がW主演を張っているが、寄せられた感想コメントを見ると、見事なまでに「藤ヶ谷派」と「窪田派」に分かれる結果となっている。

映画の感想をいただいた、なおPさん(左)&ゆりPさん

「藤ヶ谷くんがいままで演じてきた役とは全く違う姿を見せている」「藤ヶ谷くんがよかったです! かわいいところもあったし、キラを後ろから抱きしめるシーンがよかった」など、零の変化や成長を藤ヶ谷が見事に体現していると称えるコメントが多数あり、さすがはカリスマ性を備えた主人公といったところ。この存在感を出せるのは藤ヶ谷だからこそ!

©劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会

一方で映画で、ドラマ版よりもさらに深い牧生の内面――狂気を表現している窪田の圧倒的な演技力を称賛する声も多い。

「闇を抱えている感じがリアル! 窪田くんにしかできない役」、「優しいのにジワジワと怖くなってくる」「窪田くんの演技、怖かったけど、それほど本気だと思うと涙が出てきました」など、主人公と対峙する役柄でありながら、その演技力で観る者を圧倒し、感情移入さえも引き出した。

映画の感想をいただいた佑夏さん(左)&知里さん

「デスノート」に「HiGH&LOW」映画「64 -ロクヨン-」と話題作への出演が続くが、二面性を持った男、内にドロドロとした感情を秘めた男を演じさせたら、やはりこの年代ではピカイチ! 窪田の体現した牧生の狂気あってこその零とキラの純愛の輝きといえるだろう。