3. 本命を見つけられない弱さがある

こんな男性を見ていると、誰に好意を持っても本命に据えることができず、ひとりの女性に集中できないせいで結局はいい関係を育てられないジレンマを抱えているのがわかります。

「この人を本命にしよう」と思えないのは、確実に愛されている証拠がないからです。「先に好かれたい」意識を捨てられないので、片思いに飛び込む勇気がないのですね。

そして、複数の女性に中途半端な好意の向け方や接し方をしていても相手の心が開くはずはなく、最後は誰の愛情も引き出すことができずにひとりぼっちに戻るのが常。

ひとりの女性を本命に据えられない弱さが、幸せな恋愛から遠ざかる原因となります。

男性が「私のことが好きな素振りを見せるのに、別の女性にも興味があるのを隠さない」とき、こちらの気を引きたくて駆け引きをしているのかなとも思いますが、恋愛の経験値が低い男性のなかには「確実に愛されている証拠がないので本命にできない」場合もあることを心にとどめておきましょう。

こちらを翻弄したくて複数の女性の存在をにおわせる男性もいますが、好きな女性に対してそんな“冒険”のような駆け引きをするのは遊びで付き合いたい男性に多く見られます。

自分に自信のない男性はまず愛されていると実感させてくれる人を求めるので、駆け引きより女性が自分に向ける態度に意識を向けることがほとんどです。

自分以外の女性にも好意を抱く様子を見るのはショックですが、ひとりを本命にできない弱さは男性の問題です。

それでも自分を好きになってほしいと思うなら、女性のほうから積極的に愛情を伝えていく努力が必要になります。

「複数の女性を好きになる男性」についての悩みを聞いていると、遊び人のように多くの女性から好かれることを目的にしている男性だけでなく、自分に自信のない男性でもそんな姿勢を持っていることがよくあります。

それは、決して女性を軽く扱っているのではなく、愛されたい意識が強い人は確実に好意を持ってくれる女性でないと本命にはできないからです。自分を好きになってくれそうな“候補”を何人も持つことで、その愛情に乗っかる機会を待っているともいえます。

こんな男性を好きになったら、まずその弱さと向き合うのは精神力を使うということ、こちらから愛情を示していくのが自分が本命になるために欠かせないということを、忘れずにいてくださいね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line