V系演歌歌手・最上川司さん/撮影・沢田ポンヤ
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  • 「最初は生まれたての子鹿だった」と語る最上川さん
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昨年6月に「山形発・世界初 ヴィジュアル系演歌歌手」としてシングル『まつぽいよ』で華々しくメジャーデビューした最上川司さん。

演歌の世界に足を踏み入れて1年あまり、現在の心境や10月12日にリリースした新曲『君の胸の中に』や、地元山形県で開催される初のホールコンサートのお話などを伺いました。撮り下ろしの写真とともにご覧ください。

――「ヴィジュアル系演歌歌手」としてメジャーデビューされて1年以上経ち、大きく環境が変わったと思われますが、その間に心境の変化などはありましたか。

最上川:最初は生まれたての子鹿だったんですよ……。そもそも人前で歌うということも、中学生のときに地元の演歌コンテストで歌って以降やっていなかったので。

自分のやっているバンドのイベントで歌うことはありましたが、それを見るのはファンの方じゃないですか。

それでも「ドラムセットより前に行くと緊張する……」と思っていたのに、それが歌手になって、自分をまったく知らない人たちの前で歌うのは本当に久しぶりのことだったので、最初はドキドキブルブルでしたし、すべてが刺激的すぎて、色々悩んでいた時期もありました。

――悩みとは?

最上川:他の演歌歌手さんと違い、師匠の弟子についていたわけでもないので、自分自身のことを「異種格闘技」のように思っている部分もあるので、他の演歌歌手の方と肩を並べていいのかと悩んでいました。

――たしかに「異色の演歌歌手!」として紹介されることも多いですよね。

最上川:でも、大先輩からも「新しい風吹かせてよ!」と応援や激励をいただいたことがあって。

最初は「ふざけているのか」と、怒られると思ってたんです。そういうことが自信や勇気にもつながっています。

ありがたいことです。いろいろな人との出会いによって大事なことを学びました。

「最初は生まれたての子鹿だった」と語る最上川さん

――10月12日にリリースされた3枚目のシングル『君の胸の中に』のお話も聞かせてください。しっとりとした曲ですね。

最上川:作曲してくださった松本哲也さんは僕と同じ東北出身なんです。岩手県出身のシンガーソングライターの方で、地元が同じということもあって、いろいろ話しているうちに意気投合しました。

最初のデモを聴いたときは、演歌というよりもポップスのように感じて、自分で歌えるのかな? と思ったのですがレコーディングになると歌詞の世界観にどんどん入っていって、歌い終わったあとには曲の世界に引き込まれ呆然と立ち尽くし感極まりましたね。

そういうこともあり、この歌を自分が歌う意味がわかってきて、これは自分に合っている歌だと思いました。

――この歌詞はデビューシングル『まつぽいよ』と同じく、離れた故郷を思う内容ですよね。

最上川:それが一番の自分の原動力でありますし、松本さんも同じ気持ちを感じていらっしゃっているので、その気持ちを重ねて自分の表現で伝えていけたらと思いました。

この曲を歌ってみて、故郷を思う気持ちがあれば演歌もポップスも他の様々なジャンルも、隔たりは関係なく、気持ちを伝えることができるのではないかと感じました。