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5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴です。

今日は、小学生の3割に「老化現象」があるという衝撃的な事実と、それがなぜ学力に影響するのかをお話したいと思います。

子どものロコモ(運動機能の低下)の実態

長年学校保健に関わってきた整形外科医の柴田輝明先生の『跳び箱に手をつき骨折する子ども』によると、小学生の運動器チェックで浮かび上がったのは、

  1. 「まっすぐに立てない」「じっと座っていられない」
  2. 「片足立ちでふらふらし、5秒以上立っていられない」
  3. 「しゃがめない(しゃがみ込むと後ろにひっくり返ってしまう)」

これらは、筋肉が衰えてきた老人に見られる現象で、いわゆる老化現象と言われるようなものです。それが、今や小学生の3割に見られるというのです。

その理由は、体幹筋がしっかり育っていないからだと言います。

体幹筋とは聞き慣れない言葉ですが、読んで字の如く、体を支える幹となる筋肉ということです。幹がしっかりしていないと、枝葉が立派に育たないというのはわかりますね。

ずい分前から、小学校で、ジッと座っていられないとか、ウロウロ歩き回る子がいるという話をよく聞くようになりました。

最近はその原因として、自閉症やアスペルガー症候群やADHD(注意欠陥多動性障害)などの発達障害が注目されていますが、もしかしたら、単に体幹筋の発達不足で、ジッと座っていられないだけなのかもしれません。

では、この体幹筋の発達不足が、どうして成績に関係してくるのでしょうか?

ロコモ(運動能力機能の低下)が学力に及ぼす影響

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体幹筋が弱いと、しっかり座っていられない、身体をまっすぐに支えることができない、姿勢が悪くなるということです。

姿勢が悪くなると、身体のあちこちの筋肉にイビツに力がかかったり血流が滞ったりします。すると部分的に筋肉が痛くなったりしびれたり、体がだるくなったりという現象が起こります。

さらに、脳への血流が悪くなり、眠気を催し注意力が散漫になったり、集中力が持続しないなどの影響が出てきます。

新しいことを学ぶためには、脳をフル稼働させていく必要がありますが、このように身体に不調があると、脳の働きも悪くなってしまうのです。

実は運動能力を含めた子どもの体調が、学力に大きく影響するというのは筆者自身も経験しています。

筆者は30年ほど前から子どもの英会話教室を開校していましたが、同じように教えていてもなかなか覚えてくれない子ども達がいました。当時その理由はアトピー性皮膚炎でした。身体のあちこちが痒いので、レッスンに集中できなかったのです。

そのことから、子どもの健康にも強い関心を持ち始め、レッスンの成果を上げるためには、健康であることが大切な要素であると確信しました。

その後の観察でも、やはり姿勢が良くきちんと座っていられる子は集中力もあり、レッスンの成果も上がりました。

逆にいつもクネクネしているような子は、落ち着きがなく注意力が散漫になって間違いも多く、仮に理解していても、単純ミスが多く成績が下がってしまうのです。

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