3:「どんなに苦しいことがあっても、きみにはそれを解決する力がある」

「どうせ私なんて……」と、自分に自信が持てない子どもはいませんか?

アドラーは、人生において苦しいことがあっても、人には解決して乗り越える力がそなわっていると言っているのです。

たとえば「やってみます……。でも……」が口癖になっている人は、本当に自分にできるのかを疑ってしまっているでしょう。

自分を信じられなかったら、何も成し遂げることはできません。「自分にはどんなことも解決できる力がある」と心から思うことで、道は開けていくとのこと。自分を信じていきましょう。

4:「目標に向かって努力した先に、未来が広がっている」

過去の失敗やイヤなことを、いつまでも引きずっていませんか?

アドラーは、未来は努力と目標に結びついていると言っているのだそうです。目標を立て、そこに向かって努力することが、未来に向かう行動なのです。

一方、過去は、劣等性や能力がない状態と結びついているとのこと。そこには誰も、戻りたくはないですよね。

アドラーは過去は変えられないけれど、未来は変えられるという考えなのです。過去は振り返らず、未来を見て進んでいきましょう。目標を決めて努力をすることで、自分のことも好きになっていくはずです。

親にとって、子どもはかけがえのない宝物です。

だからこそ、自分に自信を持って生きていってほしいもの。書籍『自分で決められる人になる! 超訳こども「アドラーの言葉」』には、アドラーの考え方から、幸せに生きるためのヒントが満載。

イラストも豊富で、漢字にはルビがふられているので、子どもが読みやすい一冊となっています。もちろんママが読んでも、子育てに役立つこと間違いなし。親子で一緒にアドラーについて、学んでみてはいかがでしょうか。

 ライター。Webニュースメディアや雑誌などで執筆中。得意ジャンルは美容、ファッション、エンタメ、お酒など。またアメリカ、カナダに留学経験があり、海外ゴシップ、セレブ美容にも関心がある。また一児の母であり、産後のダイエットや美容法についても研究中。