我慢するからイヤなムードに…
果たして、お誘いを断らずに参加することで、本当に他のママとの絆が深まるのでしょうか?
せっかくお出かけしても、「仕方ないから我慢している」という意識があると、どことなく不満そうな感じが表情や態度にもれ出して、外に伝わってしまいます。
相手も、何となくイヤな感じを受けながらも我慢しているのかも…。
そうして、イヤ~なモヤモヤがその場にたまってしまう我慢大会こそが、最も好ましくない状況です。
女性って妙な生き物で、お互いに我慢し続けて不満をためてしまうクセが強いような気がします。
それくらいならさくっとお断りしてしまったほうが、良い関係でいられるかもしれませんね。
「今すぐ」じゃなくてもいいんです
ただ、言おう言おうと思っていても、いざその時になってみると…、こわい!と思ってしまうことってありますよね。
断るのが苦手な人には、うまく言えない自分に落ちこみやすい傾向があるようですが、どうか、自分で自分を責めすぎないでください。
石原師匠も、何かを直接断るというのは、たった一言でもなかなかハードルが高いことだと述べていらっしゃるのです。そのため、「いつか」で十分だというのが、本書の見解だったりします。
今すぐ断れなくても、その時はおのずと来る、とのこと。
その時まで、「私はどう思っているんだろう?」「私は行きたくないんだな」「でも私、断るのはまだこわいかな」などと“気持ちチェック”を続けることで、徐々に自分の真ん中にわたしを取り戻していきましょう。
「いつか断れればいい」という思いを胸に持つだけでも、その人はちょっとずつ変わり始めています。
もちろん、気が合うママたちで楽しい時間をすごしたり、支えあって子育ての不安を解消できたりするような集まりなら、歓迎したいですね。
ただ、ご一緒する時間が長くなりすぎると話題が尽きるから、会話の内容が人の悪口やプライベートの詮索など、ママたちが頭を悩ませる方向にむかってしまうのでしょう。
お会いするペースを少し落として、ちょうどいい距離感に調整したほうが、気持ちよくおつきあいできるかもしれません。
参考になればと思います。