社会情勢の変化により、子どもの教育費や老後の不安から共働き世帯はひと昔前と比べ随分増えました。

女性は結婚して出産をするタイミングで退職をし、家庭や子育てを優先させることが多く、一度退職をして家庭に入ってしまうと「ブランク」や「年齢」の壁が再就職を妨げてしまい、働くことに対し躊躇してしまうことが多いものです。

しかし近年では労働人口が減少しており、企業は人材不足を解消するため、30代後半から40代の眠っている主婦層の労働力を調達しようと積極的に主婦のニーズにあった求人を打ち出しています。

これまでさまざまな制約から、働くことに対し気持ちを遠ざけていたママも、2020年の東京オリンピックに向け求人活動が盛んな今こそ、一生働くためのチャンスかもしれません。

短期的なアルバイトやパートなら、近所のスーパーや飲食店でもすぐに働くことはできるでしょうが、今回は子育てママが「一生」働くことを考えたお勧めの就活についてお伝えしたいと思います。


20代~40代の既婚者は「一生働きたい」「定年まで働きたい」と考えている!

ほんのひと昔前であれば、旦那さんは家族を支えるために働き、奥さんは近所のパートで家計の足しに働く、という共働き夫婦が主流でしたが、今はそれが変わりつつあります。

女性向け求人情報サイトを運営する「エンウィメンズワーク」で「働く目的」をテーマに20~40代の女性630人にアンケートを行いました。

その結果、「働く目的については何ですか?」の質問に対しては「収入を得て家族を支えるため」や「収入を得て経済的に自立するため」という回答が圧倒的に多く、女性も今の社会情勢から今後の人生における経済的不安を抱えていることが分かりました。

そして注目すべき点は「いつ頃まで働いていたいですか」という質問に対し「一生涯」や「定年まで」と答えた既婚女性の割合が6割を超えていたことです。

それはまさに、近頃の既婚女性の働く理由が経済的な理由だけではなく、一生涯働くことができ女性として活躍できる場所を求めている傾向にあると言えます。

では、一度職場から離れ、年齢やブランク、時間的制限という壁がある中で子どもがいる既婚女性はこれからどのようにして一生働く為の場所を見つけていけばよいのでしょうか。