バンドのボーカルに一番大事なことって?

HIKARU.:「個性」じゃないですか?

Shindy:僕がよく言うのは「美学」ですね。生き方というか。

――技術よりはそういうスタンス的なところが大事ということでしょうか。

Shindy:勿論テクニックも大事だと思うんですけど、生き方って声やステージングにのってくると思うんです。それがないとステージに立つにはそれが大事かなと。

ZIN:僕は「伝える力」かなと思っています。それぞれの楽器は「歌ってる」と思うんです。ボーカルの良いところは、そこに言葉をのせられること。メンバーの中でも一番想いを伝えやすい立場。そこを最大限に生かさないといけないのがボーカリストなんじゃないかな。

MAKI:やっぱりいちばん真ん中にいるから「率いていく力」がないといろいろとしんどいのかな。5人いるのに真ん中が引っぱっていない感じは残念だなと。バンド全体を引っ張っていける存在にならないといけない。

RYUICHI:そうですね、やっぱりハートですね。気持ちがないと勝てないんで。あと筋トレ! やっぱりハートを作る上にも、身体を鍛えないと。

ZIN:こうやって、みんなの意見を聞くと面白いね。

featuring16:俺が言いたかったことはみんなが言ってくれました!

一同:(笑)

J-POP、洋楽、ファッション…ボーカル6人のルーツ

――皆さんのルーツも教えてください。

RYUICHI:僕はルーツは19(ジューク)さんなんですよ.。高校生のときにあまりにも好きすぎて、3B LAB.☆SさんのライブにいってPV撮影にも参加してるんですよ。たまたまなんですけど、そのくらい好きです。そこからHelloweenが好きになって、メタルに行きました。

MAKI:Helloweenもいうならばヴィジュアル系だもんね(笑)。

RYUICHI:ヴィジュアル系だとJanne Da ArcさんのCDは高校生のときに買いまくりました。

MAKI:僕のルーツは、外タレだとSKID ROWのボーカル、セバスチャン・バックにあこがれてボーカルを始めたんですけど、ヴィジュアル系シーンに入ったらいろんなスタイルがあって色々吸収しようと思ったんですけど、あんまり上手くいかず。だから今はもともと持ってるものを思いっきり出していこうという感じになりましたね。

HIKARU.:音楽でいったらヴィジュアル系大好きなんですけど、雑誌に出てるバンドはほぼ聴いてたみたいな。そこから洋楽も聴くようになったし、その中でもKORNのジョナサン・デイヴィスには衝撃を受けました。なにかのレコーディングのオフショット映像を見てるときに、それが凄まじてくて、泣きながら歌ってるんです。そういうボーカルの表現力は憧れましたね。

Shindy:僕はもともとユニセックスなものに、すごく興味があったんです。逆にユニセックスじゃないものがカッコよくないと思っていた。音楽ありきのメイクをしてるつもりで、妖艶な音楽をやっているからそういうメイクをしている感じで。

ルーツといえば、「ELLE JAPON」や「VOGUE」といったモード系ファッション誌、CHANELの広告だったりを集めるのが好きだったんです。だからそういうメイクが好き。音楽的なことは、特別ハマったものは無かった。セバスチャン・バックも好きだけど、HANOI ROCKSやDEAD OR ALIVE……。

――Anli PollicinoはDEAD OR ALIVEの「You Spin Me Round」をカバーをされていますね。

Shindy:そうです。あとはマドンナとかそういう系統が好きだったんです。

ZIN:僕も外タレになるんですけど、入りがMr.BIGのエリック・マーティン。IMPELLITTERIのロブ・ロック。

MAKI:渋いね~。

ZIN:それでハイトーンとビブラート至上主義になり。そのあとイングヴェイ・マルムスティーンとRhapsodyを好きになって、当時メタルボーカリストは声楽をやっている人が多いと聞いて、自分でもオペラ歌手に習いにいったりしたんです。そのあとマリリン・マンソンやSlipknot、LINKIN PARKを経てシャウトも好きになり、そこが僕のコアな部分になってると思います。

featuring16:みんなすごい…、私はミスチルさんが好きです…。なんて言えないです。

Shindy:もちろん、J-POPも好きですよ。