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『あんさんぶるスターズ!』はHappy Elements株式会社の提供する男子アイドル育成ゲーム。これまでに200万以上DLされている大ヒット作です。

最近では2周年を記念して放送されたブルゾンちえみwith B出演のTVCMも記憶に新しいと思います。これまでにも小説や漫画、舞台化もされ、アニメ化も控えており、その世界はゲーム以外にも広がっています。

今回とりあげたいのは『あんさんぶるスターズ!』の音楽、「ユニットソング」です。

ゲームのキャラクターたちが実際にボーカルをとり、作品の世界やキャラクターの雰囲気を活かした楽曲は作品の世界をさらに広げてくれました。どのユニットのCDもオリコンチャート上位にランクインしています。

そんな「ヒット曲」を手がけているのはどんな人なんでしょう?

『あんさんぶるスターズ!』の音楽プロデュースを担当している、音楽制作チーム・Arte Refact(アルテリファクト)の桑原聖さんにお話を伺ってきました。

こんなゲームの音楽をやれたらいいなと思ったんです

――まずは桑原さんが『あんさんぶるスターズ!』の音楽に携わるようになったきっかけを教えてください。

桑原聖さん

桑原:最初に『あんさんぶるスターズ!』を知ったのは、事前登録キャンペーンをしていた頃で、「こういう作品がある」と、とあるプロデューサーに紹介されたんです。

まだ主題歌とユニットとキャラだけが公開されている状態で、そこで興味を持って2週間くらいで15曲作って乗り込み営業的に提案しに行ったんです。当時の制作チームの方に作った曲を聴いてもらって、そこからユニットソングを任せてもらうようになりました。

――Arte Refactや、桑原さん個人として、お仕事が決定するまえにデモ曲を作って提案するということはよくあるのでしょうか?

桑原:いや、かなり珍しいケースです。まだゲームは事前登録段階でしたが、公開されているヴィジュアルだとかロゴ、キャラクターを見て『あんさんぶるスターズ!』というものがすごくいいなと感じたんです。

いわゆる女性向けタイトル(のゲーム)って頭身が高かったり、もう少し線の細い感じのイラストが主流というか、多い印象を受けていました。その中で『あんスタ!』のキャラは男性でも受け入れやすいような頭身バランスで、魅力を感じたんです。こんなゲームの音楽をやれたらいいなと。

――なるほど。

桑原:他に魅力を感じたのは、Happy Elementsさんに所属するイラストレーターさんが全てのイラストを描いているんですよね。だから絵柄にゆらぎがない、そこにも惹かれました。

それに、『あんさんぶるスターズ!』の前からメインシナリオライターの日日日さんのことは好きだったので、日日日さんの作風、人間の内面、陽の部分だけではなく陰の部分もちゃんと描く方なので、そういう意味でも興味を惹かれました。

――さきほど、2週間で15曲のデモを持っていったと仰っていましたが、制作ペースは早いのでしょうか。

桑原:制作チームなので、その時々にもよるんですけど、『あんさんぶるスターズ!』に関しては「ヴィジョンが見えた」というか、「こういうことをやりたい」とどんどん作っていって。これは珍しい入り方だと思うんです。普通だったらもっと会社と打ち合わせをしてデモを作ったりすると思うんですけど、アポをとった時点でデモを作ったんですよね。「聴いてみてください」と。

――それだけ情熱があったということでしょうか。

桑原:そうですね、HPにある事前情報のみだったんですが、皆個性的なユニットなのでイメージしやすかったです。もちろん自分たちが予想していたものとは違うユニットもいたんですよ。たとえば、「Ra*bits」というユニット名に「bits」が入っているから「デジタル系かな?」と思ったら、先方から「うさぎです」と言われ「そのままですか」というやりとりもあったり(笑)。

――(笑)。

「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD Vol.7「Ra*bits」 ©2014 Happy Elements K.K
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