SELPHY CP900

キヤノンは、Wi-Fi対応のワイヤレスプリント機能を搭載したフォトプリンタ「SELPHY CP900」を、9月上旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は1万円前後の見込み。

無線LANに対応したことで、スマートフォンやタブレット端末、PC、PictBridge(Wi-Fi)対応のカメラなどから、アクセスポイント経由や、ダイレクト接続でワイヤレスで写真をプリントすることができる。

専用の無料アプリ「Easy-PhotoPrint」をスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすれば、プリントアイコンをタップするだけで、手軽に写真プリントができる。iOS4.3以降のiPhone/iPad/iPod向けアプリは8月上旬に、Android端末向けは12月に提供する予定。

プリント方式は高い階調性が表現できる昇華型熱転写方式で、最高300×300dpi、約1680万色に対応。イエロー、マゼンタ、シアンの各色をプリント後、オーバーコート層によるラミネート加工を施すことで、水滴・指紋による色にじみや、紫外線・ガスなどによる色あせからも写真を守り、アルバム保存で100年というすぐれた耐久性を実現した。

プリントは、「マニュアル明るさ補正」機能を使って、写真全体の明るさをマイナス3からプラス3まで7段階に設定できる。1枚あたりLサイズで約39秒、ポストカードサイズで約47秒の高速プリントが可能。

サイズは、幅178.0×奥行き127.0×高さ60.5mmで、重さは約810g。プリントエンジンを新たに開発したことで、従来機種に比べ約12%薄くなり、約14%軽くなった。カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ピンクの3色。別売のバッテリパック「NB-CP2L」と充電アダプタ「CG-CP200」を使用すれば、屋外でもプリントできる。