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この頃から「アイドル戦国時代」という言葉が使われるようになり、その象徴と言えるイベント『TOKYO IDOL FESTIVAL』の第1回が【品川ステラボール】をメイン会場に開催されました。ここで披露された『走れ!』のライブ映像は映画「モテキ」にも使われましたが、原作者の久保ミツロウの指定だったということからも出色のパフォーマンスだったことがうかがわれます。

品川ステラボールでは2011年11月6日に『ももクロ男祭り』で単独ライブも行っています。奇しくもこの日は隣の品川よしもとプリンスシアターでアイドリング!!!とYGAの「品はちライブ」も行われ、場外は3組のファンが渦巻く、プチTIF状態でした。

12月には何と【有明コロシアム】でステージではなく、リングに立ちました。厳密に言えば、ステージではなく、リング。『K-1 WORLD GP 2010 FINAL』のハーフタイムショーでのパフォーマンスでした。アイドルファン以外が集まるアウェーの現場に打って出るという、ももクロスタッフの戦略の走りと言えるでしょう。

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そして、12月24日には『ももいろクリスマス in 日本青年館~脱皮:DAPPI~』を【日本青年館】で開催します。初の単独ホールライブにもかかわらず、チケットは即ソールドアウト。プレス関係者も入りきれず、ほとんどが2階席での立ち見となりました。ももクロはアイドルファンや業界人の間では既にブレイク。国民的アイドルグループに成長を遂げる前夜を迎えていたと言えるでしょう。
 


 

■2011年 ももクロZに変身─いまや会えないアイドル!?の時代の聖地■

【中野サンプラザ】【よみうりランド】【さいたまスーパーアリーナ】ほか多数

1月13日の【ららぽーと柏の葉】のイベントで早見あかりの脱退が発表されるという、衝撃のスタートとなった2011年のももクロ。5月にはももいろクローバーZに改名され、現在まで続く大ブレイクが始まったこの年は、聖地を挙げていったらキリがありません。

早見あかりのラストライブとなった【中野サンプラザ】、6000人の観客を動員した【よみうりランド】、そしてクリスマスの【さいたまスーパーアリーナ】など、見出しに挙げた会場は衆知の聖地でしょう。いずれもチケットは即完売で「いま会えるアイドル」が次第に「いまや会えないアイドル」へとなっていきました。