4. 恐怖のえん罪でっち上げ(実例ですが、希有な例としてご紹介します)

友人が人事を務めていた会社の話です。なぜかリストラ対象者がつぎつぎと不祥事をおこすのです。そして会社にいられず、自分から退職していく。しかも内容が痴漢・万引きなどばかり。

おかしいなと思って、その友人が調べてみると、社長の知り合いにいわゆる反社会勢力がおり、社長がその勢力に頼んで、リストラ対象者がスーパーに立ち寄った際に、その筋の人間が、ポケットに小さな商品をそっといれたり、息のかかった女性がリストラ対象者が通勤するときにわざと隣に立ち、ニセの痴漢騒ぎを起こす。そして、社長が面会時に「とんでもないことをしてくれたな。だが安心しろ、懲戒解雇にはしないから、いま退職届を書けば依願退職にする」と言うシナリオです。本人は身に覚えがないのに、恐怖の懲戒解雇を恐れて、ついシナリオにのってしまう。とんでもない会社でした。友人も恐ろしくなり、すぐさま転職しました。


いかがでしょうか。最後のエピソードはいささか特殊かと思いますが、リストラも手が込んできて、悪辣になってきていると実感しています。これ以外にもエピソードは数多くありますが、根負けした時点で終わりです。

早期退職制度や肩たたきがかわいい行為に思えてきてしまうのが、恐ろしいところですね。なんか変だぞ?と感じたら、無料の弁護士相談や労働局の相談窓口に一声入れるべきでしょう。