これから学歴に関しては、どう基準が変化するのか

男女差別はともかく、学歴差別については、いまだ学校名に固執して偏見をもっている会社以外は減っていくものと思われます。現にいままでは説明会で書いていたエントリーシートを説明会前に書かせる企業が増えていますね。これは、学歴差別をやめて、白紙の状態から、エントリーシートを事前に書かせて、どれだけ人事が納得する充実したものを書けるかに、採用の焦点を絞ろうとしているということです。

理由としては、上位校でもとんでもない劣等生(大学3年間で堕落した人。学歴のプライドだけ高くて、使い物にならない)がおり、ただでさえ席数限定の説明会にそのような学生を呼びたくないということと、さきほど書いたとおり、下位校でも優秀な学生がいるのを取り逃がしたくないからです。人事も競争社会ですから、人数を集めればよいだけでなく、優秀な学生を見いだすのが重要な役割です。辞退率が高い上位校より、他社が目をつけていない下位校の優秀な学生にも、目を向けています。あきらめないでください。

たとえ、優秀ではなくても、就職に対する心構え、意欲が、それをカバーすることも十分に考えられます。就職活動は紙のテストではないのです。就職サイトに応募しても音沙汰がないときは、自分で人事に問い合わせるくらいの気概が必要です。人事が高飛車で偉いわけではありません、本当に入りたい会社ならば、それくらいは「すべき」と言いたいのです。

最初から「どうせ~○○だから」「やっても無駄だよ」と自分の価値を卑下する人は、一生に一度しかない新卒の就職活動では、会社の入社券である「内定」にたどり着けないでしょう。たとえ、その人が日本最高峰の大学生であったとしても。
 

photo credit: Canadian Veggie via photopincc