スマホで頻繁にアプリを使う人なら誰しも湧くであろう疑問。

「アプリ開発者って儲かるの? もしかして自分でも簡単に作れて丸儲けできるんじゃない?」

サクッとアプリを作って、あとは寝ている間にお金がザックザック舞い込んでくる……こんな夢のような話がありえるのだろうか。

真相を確かめるべく、「ぐんまのやぼう」「i大富豪」など数々の人気ゲームアプリを世に送り出しているRucKyGAMES氏に、アプリが儲かる仕組みを教えてもらうことに。


3日後、都内のカフェで待ち合わせをした。
顔出しはNGということなので筆者の拙い似顔絵で許してほしい。
 

パーカーにリュック、スニーカーというラフなスタイルで本人登場。

ゆる~い世界観のアプリ同様、おっとりした表情と喋り方が特徴的な青年だった。席につくなり、生クリームたっぷりの甘~いココアを注文する。彼はどうやら甘党のようだ。

お金が絡む話なので心苦しいが、さっそく本題を切り出してみた。

 

――RucKyGAMESさんは無料アプリを多く作られていますが、ぶっちゃけ無料アプリで収益は得られるんですか?

RucKyGAMES(以下R):いきなり直球で来ましたね! デリケートなお話なのでオブラートに包んで話させてください(笑)。
 

無料アプリで稼ぐにはアプリ内課金とバナー広告の2種類の方法があります。アプリ内のバナー広告は、値段は若干変わりますが、1クリックあたり8円前後の収入があります。有料アプリの場合は、7割が自分へ、3割がApple側にお金が入ります。

――有料アプリと無料アプリ、儲かるのはどっちですか?

R:自分の体感だと、稼げるのは断然無料アプリですね。有料アプリはお金がかかる分、よほど引きがない限りユーザーは買ってくれません。その点、無料アプリは敷居が低いんです。お金がかからないから多くの人が気軽にダウンロードしてくれる。するとバナー広告のクリックにつながって儲かるんです。

 
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