メンバーはめちゃくちゃでかい声でびっくりしてました(笑)

©「高良くんと天城くん」製作委員会・MBS

――ちなみに今回の出演に関して、それぞれのグループのメンバーはどんな反応をしていましたか。

佐藤:僕からみんなに伝えたんですけど、めちゃくちゃでかい声でびっくりしてました(笑)。恋愛ドラマの主演をやるだけでも驚きなのに、それがBL作品ということもあって。

それからすぐにメンバー内で相手が誰かっていう会議になりました。その時はまだ誰が相手かわかっていなかったんです。結果、Jr.ではないだろうと。(ドラマ『消えた初恋』で、Snow Manの)目黒(蓮)くんと(なにわ男子の)道枝(駿佑)くんも(ジャニーズ同士で)やっていて素敵だったけど、今回は違うだろうと。

めっちゃ盛り上がって、その帰り道にマネージャーさんから電話があって「相手、織だよ」って言われました(笑)。

メンバーと話をしている時に「Jr.でやるなら誰?」みたいな話も出ていたんですけど、織山は出て来なかったんですよ。同期だし、余計に想像できかなったというか。だから本当にびっくりしました。

でも改めて考えてみると「織山ならできるな」って。台本をもう一回チェックし直して、天城の部分も読んでみて納得しました。

織山:僕はメンバーの反応はあんまり覚えていないんですけど、「チューした? チューしたの?」っていう、小学生のノリみたいな反応でした(笑)。ただ僕は忍者の中でもモブ中のモブなので。

佐藤:いやいや、それは違うだろう(笑)。

織山:(笑)。メンバーの人数が多いので、僕だけお芝居のお仕事をもらって、それで演技が下手で、嫌われちゃったらどうしようとか。変に考えちゃったりもして。

佐藤:考え過ぎだよ。ドラマに出演している時点でグループに貢献してるんだから。

織山:だから撮影があって疲れていてもそれをメンバーには言えないなって思って、結構、自分の中で抱え込んでしまっていたんです。そしたら逆にメンバーの方から「お疲れ」って明るく話しかけてくださって(笑)。

佐藤:“くださって”って(笑)。そういう感じなの? 少年忍者って。

織山:(わざと)メンバーの皆さんが優しいお言葉をかけてくださったので(笑)、メンバー愛を感じました。「スケジュール見てたけど大変だったね」とか「よく頑張ったね」とかって言ってくれたり、(川﨑)皇輝くんやわた(ヴァサイェガ渉)とかは、僕がやることを代わりにやってくれたりもして。本当に頼りになるメンバーだなって思いました。

佐藤:素敵!

©「高良くんと天城くん」製作委員会・MBS

――では最後に、これからドラマを観てくれる視聴者の方にお勧めのシーンがあれば教えてください。

織山:高良と天城が一緒に神社に行くシーンがあるんですけど、そこでおみくじを引くんです。僕らも何が出るかはわかっていなくて、その場で出たものに対してアドリブで演技をするというシーンだったんですけど、ここはぜひ観てほしいです(笑)。

ちなみにそのおみくじにキーホルダーみたいなやつが付いていて、僕は今でもそれを持ち歩いています。『ドリボ(DREAM BOYS)』の稽古をしながら、「キツイけどこの時の方が大変だったらから大丈夫」とかって思ったり。

佐藤:本当に?

織山:本当に(笑)。

佐藤:あと、そのおみくじの時なんですけど、僕はいつもおみくじを引くと末吉なんですよ。

織山:えっ? 言うの? 何が出たか言っちゃうの?

佐藤:あっぶね~(笑)。(仕切り直して)いつもなら末吉を引く僕がドラマではどうだったかって。

織山:ただめっちゃ盛り上がってしゃべってしまったので、このシーンが全カットになっていたらすみません(笑)。


インタビュー中、織山さんのしっかりとしたコメントに、佐藤さんが「そんなコメントできん(笑)」と感心する場面があったり、佐藤さんが織山さんが話す度に「うん、うん」と毎回、相槌を打ってあげていたり、お二人の絶妙な関係性が垣間見れる場面もあり、和やかな取材となりました。

ドラマでは相思相愛ながらも微妙な想いのすれ違いによる感情の浮き沈みを繊細な演技で表現してくれたお二人。インタビューとはまた違った相性の良さを映像からは感じられると思います。

作品紹介

ドラマ『高良くんと天城くん』(全8話)
2022年8月18日より 毎週木曜 深夜1:29よりMBS、他にて放送
「TVer」「MBS動画イズム」「GYAO!」で見逃し配信1週間あり