Q:小学1年生の算数は本当に計算だけでいいんですか?
A:計算だけ!これだけで大丈夫!
「百ます計算」が隂山メソッドの代名詞。それほど計算にも重きを置いています。
「織田信長は小学校でも中学校でも高校でも登場します。何度も繰り返すことが多い学校教育の中で、計算だけが人生で1度だけ集中して学ぶものなのです。小学校1、2年でしっかりとした計算力をつけないと、あとで練習はできないんです。裏を返せば、しっかりとした計算力をつければ文章問題も怖くない。余裕でできるようになります」
その後は問題を解くときに計算はするけれど、計算問題だけをガッツリやることはなく、計算力は低学年のうちに意識的に取り組まないといけないということです。
Q:入学前に時計の読み方を覚えないといけないんですか?
A:「時間」がわかっていれば大丈夫!
「入学までに時計の読み方を覚えてください」とお願いする小学校もあるようです。
ただし、大事なのは、時計の読み方ではありません。“1時間は60分”といったことは子どもにはあまりピンときません。
「小学校に入るまでにしておきたいのは、「時間の概念をもつこと」です。
たとえば、出かけるときに「2時に家を出るけど準備にどれくらいかかる?」と子どもに聞いてみます。「8分」と答えれば、「じゃあ8分で出かける準備をしようか」となる。これを続けることで自然と時間の感覚が身についていきます」
子どもは「いま」に集中するのは得意ですが、過去や未来のことはあまり考えません。
時間を忘れて没頭する体験と同時に、時間を読んで未来を予測する練習も大切です。
時間感覚は先を読む力。時計も読めるようになりますし、自分で考える力も身につきます。
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