少し日が落ちた二部は、涼しい風も吹き始めます。それでもまだまだ元気な彼女たちは、シリアスな表情と、そして最高の笑顔の両方を届けてくれました。ステージ後方には通路があって、そこでもお客さんが後ろからパフォーマンスを見ていたんですが(なかなか貴重なアングルですよね)、メンバーがそのお客さんに気づくと、そちらの皆さんにも手を振っていたのが微笑ましかったです。よく見てるなぁと感心しましたよ。

そうそう、MCもかわいらしくて、あんゆさんの髪がなびくのがカッコいい!という話題はこちらも思わずうなずいてしまいましたし、リーダーの「香港にも行きたい!」という発言には、海外進出の希望を強く感じました。インタビューの中でも語っていましたもんね。

日々変化するTPD、こうやってひとステージごとに成長していくんでしょう。この日足を止めたお客さんの中に、TPDの名前が少しでも浸透していたらいいですね。

 

さてさて、インタビューもいよいよ最終パート。現在TPDが数多く参戦している対バン形式のイベントについて聞いています。

大型対バンイベントに出演したり、自主企画で先輩グループと対バン連発したりと、かなり精力的な活動を展開していいる彼女たち。結成して1年たたないグループにとっては、プレッシャーも大きいのでは?数々のグループに刺激を受け、メキメキ成長中のTPDからは、かなり興味深いお話が聞けました!

――さらに、最近は対バンライブが増えていますね。まずは3月9日のAKIBAカルチャーズ劇場「@JAM NEXT vol.5 ~春はすぐそこ!スプリングカーニバル!!~」からお聞かせいただけますか?

なな「それまでは、自分たちが立った舞台が渋谷の「CBGKシブゲキ!!」だけだったんです。それに、他のアーティストさんと共演させていただくのははじめてでした。それまで外を見る機会がなかったし、ライブだけ、という形でのステージも初めてでした。」

――確かに、あの日は初めてづくしだったんですね。

なな「でも、不安もあったけど、楽しみのほうが大きかったです。一回目は緊張気味で、カチカチになってしまって。二部では少しほぐれたかなって思います。」

――最後のMCで、勉強になりましたとおっしゃってましたね。

なな「そうですね!「i☆Ris」さんは歌がうまくて、お客さんの心をつかんでらっしゃるな、って思ったし、「TOKYO TORiTSU これで委員会」さんは、グループの色がハッキリしていて楽しかったですよね。すごく勉強になりました。」

――3月末には新木場STUDIO COASTで開催された「アイドル甲子園」にも出演されましたね。こちらは、かなりたくさんのグループが出演するイベントでした。

なな「まず、ステージの大きさにびっくりしました!熱気もすごくて。最初の「We ARE TPD!!」っていうメンバー紹介ダンスパフォーマンスがあるんですけど、ずっと緊張してました!」

――STUDIO COASTは大会場ですもんね。緊張しますよねぇ。

なな「でも、すごい楽しかったです。いつか、自分たちでもあのくらいたくさんのお客さんに来ていただけるようにしたいです。」

――いさきさん、かほさんはいかがでしたか?

いさき「AKIBAカルチャーズ劇場はすごく緊張していました…。いつもCBGKシブゲキ!!で、レーザー光線とか、バリエーション豊かな照明とかの演出で、サポートしていただいているのに、それが無いわけだし…。しかも演劇も無しで、どうやって自分たちの特徴を出せるかを考えて…。ステージも舞台裏も雰囲気が違うし…。」

――たしかに、いつも立っているステージとは、舞台裏も違いますもんね。

いさき「そこで、ファンの皆さんが思い切り声援をくださって、私たちが緊張してるのをわかってくれていたんだと思います。思いっきり「ワッショイ!」って私たちを盛り上げてくださいました。出た瞬間からは緊張がなくなって、すごく楽しかったですね。」

なな「ファンの皆さんのあの感じ、初めて見ました!(笑)。「1×0」は演劇だから、いつも控えめにしてくださってる方もいると思うんです。でも、あの時は、ファンの皆さんが私たちに「声援を渡そう!」と大きな声を出してくださったんだと思います。今まで聞いたことのないようなコールもあったりして、すっごく嬉しかったです。」

かほ「アイドル甲子園は、大きなステージでしたよね。まず、ステージの高さがすごくて!まるでお客さんが蟻んこみたいに小さく見えて!」

なな「そこまでは小さく見えない!盛りすぎじゃない?(笑)」

――それ、ドーム級ですよ(笑)。

かほ「ちょっと盛っちゃいました(笑)。高さが違うだけですごく緊張しちゃったんですよ。でも、出番前に入り口でチラシを配りをしていたら、初めてお会いするお客さんが「君たちが噂のTPD?楽しみにしてるよ」って声をかけてくださって…。ライブの時も盛り上がってくださったり、『WEEKEND PARADISE』で指をあげてくださったりして、本当に嬉しかったです。」