続いて、オリーブ牛のバラ肉を焼いていただきました。食べ方は、モモやロースと同じく、塩とオリーブ油のみです。

 

こちらも、もも肉やロース肉と同じく、脂のくどさがまったくありません。バラ肉といえば、一番脂肪分が多い部分です。たしかに、口にすると、脂の多さは感じますが、くどさはまったく感じません。それでいてやわらかく、たとえていうなら、上質な香り高いクリームと肉のうまみを一度に口にしたような感じですね。

バラ肉を焼いて食べる時、脂のくどさと後味が口に残らないように、焼き網の上で脂を落として召し上がる方も多いと思います。オリーブ牛については、そういった不快感は全くなく、脂のうまみがさっと口に広がって、飲み込む頃には、かすかな香りを残すだけになっています。牛肉の中でも、独特の食感だと思います。

 

ニーズを受けて増産体制へ 香川県外は、一部の飲食店やお取り寄せで

さすがにクオリティの高い牛肉だけ会って、近年ではニーズも高まり、香川県では増産体制を構築しているそうです。とはいえ、香川県外では、京阪神への出荷が中心で、今後増やしていく予定ではあるものの、現時点では首都圏まで大量に供給するには至っていないとのこと。

オリーブ牛をいただくには、広報の公式ホームページ「みーとみゅーじあむ」に掲載されている販売店から取り寄せるか、飲食店で召し上がるのが確実。

首都圏では、東京・銀座の Sun-mi TAKAMATSUが和洋食で、オリーブ牛を提供しているので、ご利用されるのもいいかもしれませんね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログhttp://nomichan2001.cocolog-nifty.com/epsiloncafe/