ーーなるほど、やはり著書の中にもある3ステップ、
1.朝は7時までに起こそう! 
2.お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう! 
3.寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう! 
これが鍵になるんですね。

清水:まずは生活リズムを整え、朝の光を浴びる、日中は活動的に過ごす、夜は暗く、という基本を押さえるだけでも睡眠の質がよくなったりします。

お年寄りも赤ちゃんも一緒ですが刺激がないとずっとうとうとしてしまいます。メリハリがない生活が影響して、夜寝れないというのは当たり前のことなんです。

 

 

4)お父さんの協力も必要

——どうしても「寝かしつけ=お母さんの仕事」と思われがちですが、お父さんができることはあるでしょうか?

清水:寝かしつけを変えるというチャレンジをするときは、お父さんを巻き込むと成功する確率が上がると思います。ですから「こういうことやってみようと思うんだけど、どう?」と説明することが必要ですね。

協力的なお父さんの場合は「何だそんなことで悩んでたのか、知らなかった」とおっしゃる方もいますね。
寝かしつけを変える日は普段以上にたくさん遊んで体を疲れさせ、心も満たされるようにスキンシップもしっかりとってと本にも書いているのですが、協力的なお父さんだと休みの日を狙って、遊びを積極的に担当してくれたりもするみたいです。

また「俺が寝かしつけるから授乳しなくても大丈夫! お酒を飲んでゆっくり寝てくれていいよ」とワインを差し出してくれる方もいたようですよ。

 

5)お父さんに寝かしつけしてもらうなら、それも習慣に

清水:赤ちゃんにとって「寝る」というのは、ママと離れてしまう! と思い不安な状況になること、安心できる状況じゃないと寝付けないというのは当然のことですよね。
ですから「お母さんだけがやらないといけないのか」というとそうではありませんが、過敏な赤ちゃんでは最初は「お母さんじゃないと寝かしつけできない」ということもあるかと思います。
そういう場合は寝かしつけをお母さんが対応、お父さんは「泣く」ということを理解の上で、お母さんを労う、という方向でもいいと思います。

お父さんが寝かしつけを積極的にやってくれる家庭ではぜひお願いしたらいいと思います。

たまに変わるだけ、では泣くのは当たり前のことですが、コンスタントにお父さんが寝かしつけるというのであれば、赤ちゃんも「お父さんとはこういう風に寝るんだ」というのが理解して、どちらでもすんなり寝てくれるようになると思います。