また、伝説にさらに拍車をかけるのが、家来とされる超能力を持つ八束脛(やつかはぎ)の存在。
八束脛は空を飛び、その力のおかげで羊は都へ和銅を持って日参していたのですが、ある日いたずらで八束脛の羽根を抜いてしまいます。
八束脛は空が飛べなくなり、羊も都に日参できなくなってしまい、朝廷の怒りをかった羊太夫が討伐したという伝説です。

名古屋に話を戻しますと、羊神社の名前の由来は、羊太夫が都にあがる時に立ちよった屋敷が名古屋のこの土地にあって、「この地域の人たちが安らかに暮らせるように」と、火の神を祀ったのがはじまりだとか。
これが「羊」に関する神社の秘密です。羊太夫が関連しているから、羊をリスペクトした神社…。

すでに、2015年の初詣の混雑は予想されている状態で、HPでも注意喚起されています。
興味がある方はHPをチェックしてみてください!

 

京都府:観光地・嵐山が見下ろせる虚空蔵法輪寺にある羊の像!

京都の人気観光地・嵐山の中腹にある虚空蔵法輪寺。
昔から「十三まいり」が有名で、多くの方が訪れるお寺です。
古くは、今昔物語・枕草子・平家物語などにも記載されている由緒あるお寺です。

このお寺の本堂の前には、狛犬かと思いきや、狛虎と狛牛がいるのが特徴で、
大きな口をあけた虎と、口をしっかりと結んだ牛のコンビが出迎えてくれます。
どうして牛と寅?という感じですが、法輪寺の本尊である虚空蔵(こくうぞう)が丑寅年生まれの人を守ってくれる本尊だと言われているからという説が濃厚です。

そして、忘れてはいけない羊です。

牛と寅から少し離れた場所に羊の像が置いてあります。
羊?というか、ヤギにも見えなくないです。
羊は虚空蔵の使いとして像が置かれているそうで、
虚空蔵に背中で休んでもらおうと伏しているとか。何と優しい!見ているだけで癒されます。
癒されたのはどうも私だけではないようで、多くの人が触ったんだなという跡が見られます。

羊年のはじまりに、虚空蔵法輪寺の羊に癒されてもらってはいかがでしょうか?