新堀ギターオリジナルの奏法「新堀メソード」

―新堀メソードとは?
簡単に言うと、音楽をより楽しむための弾き方でしょうか。これは数ある「新堀メソッド」のごく一部ですが、右指の爪を短くし、指の腹の左半分を深いタッチでおさえ弦を弾くなど独自の奏法の開発をおこなっています。

手に合った弾きやすいギターを持って弾きやすい奏法で弾くと、途中で挫折することなく長く楽しく続けられます。
独奏も楽しめるし、合奏も楽しめるところも特徴です。譜面もあるので、練習をすればあっという間に合奏にも参加できるようになりますよ。

 

ライブ館2階にある「新堀ミュージアム」には「新堀メソード」の楽譜もたくさん

―ギターによって弾きやすさなども違うのですか?
たとえばクラシックギターは、ヨーロッパ人の手の大きさに合わせてつくられているので、日本人にはちょっと大きめ。でもアルトギターは小さめなので、子どもでも弾けます。音もナチュラルで明るい音が出るのも特徴ですね。
ですからうちでは、アルトギターなど小さめなものを使い、弾くことの楽しさも一緒に教えます。

 

オリジナルのアルトギターも「新堀ミュージアム」に展示

 

『禁じられた遊び』と『風の丘』(魔女の宅急便挿入歌)の曲を弾き比べてくれた落合氏

 

―ギター以外の楽器も教えてもらえるのですか?
藤沢校だと歌、フルート、ピアノ、ドラムなどの教室もあります。全校の7割がギター全般。その中には、エレキギターやベース、ウクレレなども含まれます。

―楽器も開発しているというのは本当ですか?
新堀メソードに適したギターを作っています。自分に合ったもの、合奏にあったものがみつけられると思います。
楽器店にはあまり置いていないのですが。

―「新堀メソード」は普通のギターでは弾けないのですか?
弾けます。新堀ギターオリジナルは小さな手や初心者でも弾きやすいように、小さめにできているので、最初にそれで練習してから普通のギターを弾くという人も少なくありません。

 

ギターのアンサンブルをされている落合氏(右)

―ギターの良さって何ですか?
独奏も合奏も楽しめるので、人が集まったときに歌と合わせたりして、手軽に楽しむことができるところでしょうか。

音楽って、そもそもみんなで楽しむものです。ひとりで黙々と練習だけをこなすものではないんですよね。
たとえば、秋の収穫祭のときにみんなで打楽器を叩いて歌っていると、今度は音程が欲しくなる。そこで糸を引っぱって弾いてみた。それがギターの始まりです。
 

「新堀学園 専門学校 国際新堀芸術学院」一挙公開!

インタビューが終わると、落合氏から「学校内の見学もしますか?」と聞かれたので「もちろんです!」と返答。

「では最上階の6階からご案内します」と、落合氏の案内で学校見学スタート!

【本館6階】
本社事務所や学長室も同フロアに。にぎやかな館内で、唯一“静”のエリア!?

 

「クリエイティブスタジオ」。いわゆる「教室」

 

和室「聖庵(ひじりあん)」は誰でも入室できる休憩所