作業員の数やトラックの大きさで価格は変わる!

引っ越し費用の基本的な計算式は「基礎運賃・基礎作業料金」+「実費」+「オプション」です。実費は梱包代や有料道路の交通費で、オプションはクリーニングなどの付帯サービス。

一方、基礎運賃・基礎作業料金は家財量や輸送距離によって変動しますが、国土交通省が基準値を定めているため、どの業者でも大きな差はありません。当然、家財量が増えればトラックと作業人員の規模は大きくなり、料金も高くなります。

 

主な経費の目安

人員:ひとり12,000~15,000円/日
トラック:1台15,000円~/2t、1台30,000円~/4t
その他:(オプション)
グランドピアノ運搬:30,000円~
エアコン脱着工事:10,000円~
……など

 

主なトラックの積載量

■2tトラック(単身者向け)
(例)テーブル×1、椅子×1、小型冷蔵庫×1、20型テレビ×1、オーディオ×1、本棚×1、タンス×1、洗濯機×1、ベッド×1、布団×1、ダンボール×30

■4tトラック(ファミリー向け)
(例)ダイニングテーブルセット×1、冷蔵庫×1、29型テレビ×1、14型テレビ×1、オーディオ×1、応接セット×1、机×1、食器棚×1、本棚×3、タンス×1、サイドボード×1、ベッド×2、布団×3、洗濯機×1、掃除機×1、電子レンジ×1、乾燥機×1、ダンボール×60

 

実際いくらで引っ越せた? (移動距離20km程度の場合)

■CASE1 単身者 1K→1DK 15,000円(平日/半日)
<軽トラ&作業員1名 お手頃価格の引っ越し>
学生のAさんは単身引っ越しで人気の軽トラックのコースを利用。作業員は1名だけだが大型家具・家電がなかったため、搬入作業も問題ナシ。また、学生という立場を生かし、講義の入っていない「平日」を引っ越し日に指定したことも費用の削減につながったようだ。

主な荷物……テレビ(19型)、ノート、パソコン、冷蔵庫(100L以下)、電子レンジ、洗濯機、コタツ、布団一式、衣装ケース×3、カラーボックス、ダンボール×12


■CASE2 カップル 1LDK→2DK 46,000円(平日/半日)
<やはりレンタカーよりプロに頼んだ方がいい>
同棲中のBさんとCさんは、当初レンタカーを借りて何往復もするセルフ引っ越しを検討。だが、家具の大きさから断念し、2tトラック&作業員2名の基本コースを利用。当初予定の3~4倍近い費用となったが、手際の良さを見て「やはりプロに頼んで正解だった」と感心したという。

主な荷物……テレビ(32型)、ノートパソコン、冷蔵庫(160L)、電子レンジ、洗濯機、ソファ(2人掛け)、ローテーブル、ダブルベッド、衣装ケース×6、本棚、食器棚、ダンボール×23


■CASE3 ファミリー 3DK→3LDK 168,000円(休日/1日)
<割高でも納得の全おまかせ引っ越し>
4人家族のDさんは夫婦共働きであることから基本コース+荷造りを依頼。閑散期の6月だったが、費用は平日基本料金約9万円に加えて「大安の休日引っ越し」や「荷造り人員の追加」などにより大幅アップ。だが、準備に追われることがなかったことから「費用は納得」とのこと。

主な荷物……テレビ(32型)、テレビ(19型)、パソコン、冷蔵庫(300L)、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、ダイニングテーブル、応接セット、ベッド×2、本棚×3、食器棚、ダンボール×51