もちろん、企画だけではありません。ライブパフォーマンスもいいんですよ。TIFでのお披露目では初々しさが印象的で、途中で泣き出すメンバーもいたりして、見ていてハラハラという感じでした。ところが一転、月例公演では、なぜここまで成長出来るのだろう?とちょっと不思議になるぐらいの伸びっぷりでした。ステージ慣れしてきたことも去ることながら、歌とダンスで楽曲を表現することが出来ている印象なんです。

 

そう、彼女たちの魅力は、マルチな才能と自然体のキャラクターもさることながら、その楽曲も大きなポイント。たとえば和テイストが印象的な『ぴくしぶおんど』の作曲は「三毛猫ホームレス」氏が、ラップから始まるちょっとおしゃれな『にじいろフィロソフィー』はアプガへの楽曲提供などでも知られる「PandaBoY」氏が提供しています。秋葉原MOGRAやMaltine Recordsあたりのシーンに注目している方ならピンとくるのでは?特に『ぴくしぶおんど』はヒラヒラの和テイスト衣装も可愛いんです。見ていて楽しい!

 

 

 

ライブ中にはさまれる、奥村野乃花さん(通称ののたP)によって編成されるメンバーのアイドルカバーも楽しかったですね。11月公演はBuono!の『ロッタラロッタラ』、そして12月公演はZYXの『白いTOKYO』。そして衣装も毎回ちゃんと違うし、手作りの小物もあって可愛いんですよ。他のカバー曲センスも良くて、特に11月公演の『制服のマネキン』はなんだか胸をわしづかみにされました。懸命な虹コンメンバーによく合う曲です。