日記が役立つ理由とは?

思考パターンに気付いていないのは、心の病を抱えた人に限りません。誰もが多かれ少なかれ思考パターンがあるのに、本人が意識していないことが多いのです。つまり認知療法で専門家に見せる患者さんがつける“記録”は、日記と同じ役割を果たします。それを読むのが専門家なのか、あなた自身なのかの違いです。

「どうしてこうなってしまったの?」と思うような状況に陥ったときに、日記を読み返すことは、その原因を探ることになるのです。気付かなかった彼への違和感の原因に気付くこともあります。

 

まとめ

人の心の中には、天使も悪魔もいます。惨めな、情けないあなたが心の中に居ても恥ずかしがることありません。どのあなたを選ぶかは、あなたの理性が決めます。この理性があなたの人柄や人間性を決めるのです。

あなたの中にどんなあなたがいるのかを知ることが、あなたの思考パターンを知る大切な手掛かりとなります。だから、どんな自分からも逃げずに勇気を持って向かい合いましょう。

そうすることで、自分の陥りがちな過ちを知ることができ、その過ちを回避するための正しい判断がきるのです。そして、その正しい判断が、未来のあなたを幸せにしてくれるでしょう。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。
現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。