深い話が不快だったりする

本当に始末に負えないのは、やたらと深淵なテーマでメッセージを投げかけてこようとする男たちが、「俺通信」に目覚めちゃった時でしょうね。

男性の中には「常に中身のある話だけを披露する男性」というタイプも存在していて、筆者はそちらが大の苦手。ちょっと説明しづらいのですが、たとえば旅行や飲み会などで大きめの額を出費する機会があると、「さあ、どんどん経済回していくよー!」と、意気揚々と宣言するような方です。単に「旅行してくるよ」「飲むぞ」などと言えばすむ話に、やたらと意味を持たせるという……。

LINEだとしたら、お昼のソースカツ丼の写真に、「日本の畜産業は存亡の危機に直面しているんだ」と憂慮する発言を添えてきそうな気がします。ランチはソースカツ丼だという事実のみ伝えてくれればいい場面で。丼一つとっても、いちいち重たく扱える人っているものです。

LINEを続けるうち、ふと「俺」のなかに「たまには中身のある話を送って “スゴイね”って言われたい!」という欲が出てくるかもしれません。でも、そういうのが本当に邪魔!
今後も俺通信ライフを楽しみたい方には、徹底してどうでもいいテイストを貫くことをおすすめします。どうか、ささやかな出来事を淡々と綴り続けていってほしいです。

相手の了承を得てから送ろう!

原則、くだらないですね。
でもこの「俺通信」、きっとカップルで楽しくバカやって送る分には、愛情の確認にも使えます。仲が良くなれば、何やっても笑い合えるという境地がありますからね。どんなにくだらない、ゴミのようなネタでも、キラキラ光って見えるような関係を構築できるといいですね。

一方で、何かのきっかけでIDを知っただけの、それほど親しくもない女性に、中身のない単なる日常レポートをがんがん送っちゃう場合がある、というのは、やはり納得がいかないんですよね~。

もしかしたら、自分はその女性と親しくなったつもりでも、向こうはそうと認めてはいないかも……。あなたの「俺通信」は大丈夫ですか? 送りたければ、女性自身の了承を得てからにしてくださいね。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。