――役どころを教えてください。

T.O.P「僕が演じたハム・テギルという人物は、生まれつき器用で花札の手さばきに長けていて、怖いもの知らずなんですが、とても単純で、一手先も読まずに本能のままに動くエネルギーあふれる青年です。テギルが花札の世界に飛び込んでさまざまな出来事を繰り広げていく姿は、まるでジェットコースターのようです。

僕自身はテギルと違って、仕事柄何かを言う時にも、ひと言ひと言選びながら言葉を発するところがあるんです。なので、今回ストレートな性格のテギルを演じたことで、忘れていた子供の頃に持っていた性格を引き出してもらえた気がしました。

映画の冒頭のミナ(シン・セギョン)にアプローチする場面では、テギルの性格がよく表れていると思います。子供の頃って、好きな子がいたら臆せずストレートに告白するじゃないですか。テギルは、そういう感情をストレートに出すことができる人間なので、まるで自分のかゆいところをかいているような感覚で楽しく演じることができました」

――苦労したシーンはありますか?

T.O.P「苦労といいますか、肌を露出したシーンですね。過去に、俳優としてはもちろんBIGBANGの活動の時も肌の露出自体ほとんどしたことがなかったので、演じる前はとても悩みました。ただ、シナリオを読んでみると、僕ひとりが肌を見せてカッコいいシーンを作るというような商業的な目的の場面ではなく、何人もの人と一緒に服を脱いでいる、ある意味特異で面白いシーンだと分かって納得することができました。そういう場面なので、妙な気分になりながらも、撮影自体はとても楽しくできました(笑)。

テギルは田舎者という設定だったので日焼けしたのですが、その後この露出シーンを撮影することになったんです。かなり黒く焼いてしまっていたので、(後ろの壁に同化して)このシーンの中に自分はいないのでは……と思ってしまいました(笑)。

また、苦労したという意味ではタチャ(いかさま師)として花札の扱いについても天才的でなければなりませんでしたので、花札の手さばきをマジシャンの方に3~4か月かけて教えてもらいました」

――露出シーンの為に気を使ったことはありますか?

T.O.P「特に“体作りをしなければ!”というような感じで意気込んでやったことはないです。ただ、このテギルというキャラクターは痩せている設定だったので筋トレはあまりせず、マンガの体のバランスに近づけるように意識して鍛えました」

――お気に入りのシーンはありますか?

T.O.P「最初、シナリオ上ではテギルというキャラクターについて少し省略されていて、個性がそれほど強くありませんでした。監督と一緒にテギルのキャラクターについて考えたとき、互いに“テギルは個性的であればあるほど楽しくいい作品になるだろう”という考えでした。それを踏まえて監督から、何かあっても編集することができるからアドリブに関しては自由にやっていいよ、と僕に任せてくれたのでテギルの個性を考えて色々と入れてみました。

冒頭部分で、ヒロインのミナ(シン・セギョン)に告白するシーンで、塀を乗り越えようとして間違える、おっちょこちょいな部分は僕がアドリブを入れました。そのシーンはとても気に入っています」

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