あなたのルックスが普通より下 

相手がモテる場合   

グイグイ行く肉食系女子は多いかと思いますが、付き合うとなればあなたにメリットがあるか値踏みされます。何かメリットを持つべし。それは“家庭的”“ほっとする”“楽しい”の定番から“有名企業にコネがある”“石油を掘り当てた”などのありえないインパクトがあれば積極的に活用したいところです。「付き合ったらこんないいことがある」と思わせることです。

興味を持ってもらえてからが勝負です。メリットを提示しなかった場合「抱かれてうれしいだろ」と恩着せがましい態度を取られたり、「そっちが来たからしかたなく抱いた」と責任転嫁されることも。メリットを高々と掲げながらグイグイ行きましょう

相手がモテない場合 

友人として長くそばにいるほうが吉。女性慣れしていない彼にグイグイ行けば、ドン引きされるだけなので避けましょう。たとえ“女性慣れしているモテない彼”であったとしても、カワイくない女性がグイグイ来るのは怖いのかもしれませんから、女の部分を出さずに友情をはぐくみます。

即結婚した友人カップルは、失礼ですがお二人とも普通より下のルックスでした。お互い恋人がいないフリーのときに出会いました。彼女は肉食系女子でしたが、彼はタイプではなかったのでグイグイセンサーは全く動かず。

彼も彼女になにも感じなかったそうですが「友情としてならこの人はイケる」と、あくまで友人として盛り上がり、あっという間に結婚。「この人しかいない!」と二人同時に思ったそうです。その後は彼女のグイグイセンサーが反応し、恋愛に変わったということです。

肉食系女子がいい言い方をされなかったり、女子から「うわー肉食系女子とかカンベンして」と言われてしまうのは、男性がどんなタイプでもまったく気にせずグイグイ行くからです。

何も考えず、ただ性欲のみで突進すると思われているので眉をひそめられているのです。でも、そのイヤな顔は「私もグイグイ行きたいけどできない」「自由奔放に遊べていいな」と、肉食系女子に対する“うらやましさ”から来ている部分もあります。

ですからグイグイ行っていることを他人に見られたり知られないようにしましょう。肉食系女子はアクションが大きく目立つため周りにバレバレなので、そこに気をつけます。騒がず、静かに思慮深く行動し、グイグイガツガツはターゲットの前でだけ。グイグイを誰にも見られないようにすればいいのです。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。