名古屋めしもいいけど、アートもね。この秋、わざわざ出かけたい展覧会8選【中部版】

2015.10.10 10:30

芸術の秋! 情報誌『ぴあ中部版』アート担当出身のライターが、この秋、気になる中部エリアの展覧会をセレクトしました。

佐久島 島内アート作品 木村崇人「カモメの駐車場」
空が高くなり、木々も色づきはじめ、いよいよ本格的な秋の到来。

おいしいものはたくさんあるし、お酒もすすむ。まるまると肥えてゆく季節でありますが、身だけでなく心も豊かにしたいものです。

というわけで、芸術の秋です。情報誌『ぴあ中部版』アート担当出身のライターが、この秋、気になる中部エリアの展覧会をセレクトしました。 

存在そのものがアートな美術館。1年の休館を経て、リニューアルオープン

≪海を見る―微笑む女≫(部分)2011年、ヴィデオインスタレーション
©Sophie Calle/ADAGP,Paris,2015

豊田市美術館 10月10日(土)リニューアルオープン
「ソフィ・カル展」10月10日(土)~12月6日(日)

豊田と言えばクルマ、だけではありません。
建物、作品、空間すべてがすばらしいと、各地からファンが集まる美術館があるのです。
1995年に開館した豊田市美術館です。

市街を一望できる高台に建ち、日常とはかけ離れた異空間が広がります。垂直線と水平線とで構成されたシャープな空間、乳白色のガラスや大理石といった素材の美しさ、やわらかい印象を添える木々や池。どこを切り取っても絵になります。

建築家、谷口吉生の代表作としても知られています。

バリアフリー化を中心とした改修工事のため休館中でしたが、10月10日、晴れてリニューアルオープン! 再び、あの空間に身を置けることが楽しみです。

こちらの美術館は、所蔵作品と企画展のクオリティが高いということでも有名。

リニューアル後、第一弾となる展覧会に選ばれたのは、フランスの現代美術家、ソフィ・カル。目の見えない人に“美のイメージ”を問いかける作品などが紹介され、あらためて「見る」ということを考えるきっかけとなりそうです。

世界で唯一、米ボストン美術館の姉妹美術館。ヴェネツィア・アートで優雅な空間に

ロレンツォ・ロット《聖母子と聖ヒエロニムス、トレンティーノの聖ニコラウス》1523-24年 Charles Potter Kling Fund 60.154
3mものドメニコ・ティントレット《東方三博士の礼拝》1600-10年頃 Herbert James Pratt Fund 26.142 Photographs ©2015 Museum of Fine Arts, Boston.

名古屋ボストン美術館
「ボストン美術館 ヴェネツィア展」 2016年2月21日(日)まで開催中

アメリカ建国100周年を記念して開館したボストン美術館。

その唯一の姉妹館として作られたのが、名古屋ボストン美術館です。

ということは、アメリカまで行かずとも、ボストン美術館のコレクションをいつでも鑑賞できるのは、世界中で名古屋だけ!

この秋は、ヴェネツィアンカラーに染まる展覧会を開催中。
第一の見どころは、世界的に超有名なヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たちの作品が一度に見られるという点。ミケランジェロも一目置いたというティツィアーノをはじめ、ティントレット、ヴェロネーゼと、盛期ルネサンス好きにはたまらない面々の作品が並んでいます。

そして、第二の見どころは、放浪画家ロットの幻の名作。

修復を経て、ベストコンディションで初公開! ほか、モネが描いた水の都など印象派の作品、さらにはヴェネツィア・レースや 16世紀頃のおしゃれミュールなど、ボストン美術館所蔵の130点で構成。

いま人気の動画

     

人気記事ランキング