港まちでアートプログラムが始動! 現代アートの展覧会も開催

毛利悠子《大船フラワーセンター》2011-2015 写真:岡田和奈佳

港まちポットラックビル 「THE BEGINNINGS (or Open-Ended)」
Part1 10月31日(土)まで開催中
Part2 2016年 2月26日(金)~3月27日(日)

最後に、“いま”を感じるアートプログラムもご紹介しましょう。

名古屋の南に位置する“港まち”エリアで、新たなアートプログラムMinatomachi Art Table,Nagoya[MAT,Nagoya]が始動。その拠点地となる「港まちポットラックビル」が、10月4日にオープンしました。

これは、数々のユニークなイベントを企画してきた「港まちづくり協議会」が運営するアート事業の一環。商店街に残る旧文具店をリノベーションし、1~3階までがギャラリーやイベントスペースとしてよみがえりました。

3階のギャラリーでは、飯田志保子をゲストキュレイターに迎えた企画展を開催。スイスの巨匠、ペーター・フィッシュリ/ダヴィッド・ヴァイスと、楽器や日用品を使って見えない力を表現する毛利悠子を紹介しています。

さらに、徒歩2分ほどの距離には、旧ボタン店を改修した「ボタンギャラリー」もオープン。現代美術作家の渡辺英司監修により、イギリス人アーティスト、アダム・バーカー ミルの作品を展示しています(10月31日まで)。

このプログラムは、アート作品やアーティストを紹介するということに留まらず、港まちの歴史をアーカイブしたり、地域の人たちと交流を持ったりすることで、まちの魅力を深めようというもの。オープンしたてですが、さまざまな人が訪れ、すでに異種交流が始まっています。

さて、中部のアート展。出かけたくなるものはありましたか?

3年に1度のアートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」の開幕を来年8月に控え、
地域のアート熱が少しずつ高まる気配を感じます。

中部地区のアート、これからも目が離せんて!

※入館料、休館日等の詳細は各ホームページでご確認のうえおでかけください