片付けする子になるには「親が手を出さない」

「片付けなさい」と機関銃のように叫びながら、結局は親がやってしまっている家庭があります。

「片付けなさい。もう幼稚園に行く時間よ」と叱っても片付ける気配がなかったら「今日は幼稚園お休みするしかないね」とか「じゃあ、ママは先に行くね」と言って、玄関を出て行く振りをしましょう。慌てて片付ける筈です。

また、荒療治ですが本当に片付けないときは幼稚園に遅刻させましょう。遅刻してお友達が席に着いて歌を歌っている保育室へ途中入室するのは子どもだって恥ずかしいものです。でも、“片付けなかった自己責任”を負わせるのです。この経験を通して翌日から“時間内に片付ける”ようになったりします。

口喧しく言いながら最終的に親がやってしまうと、子どもは「僕が片付けなくてもママが片付けてくれる」と学習してしまいます。要は過保護で過干渉なんですね。

指示したことは何が何でも絶対に本人にやらせましょう。

「子どもだから出来ないだろう」と思って片付けをさせないと、いつまでも片付けられない子になってしまいます。子どもだって家族の一員。共同生活者です。だから本人にやらせましょう。きっと将来“私は片付けが苦手で困っている”と悩むことはなくなり、親はとても感謝されますよ。