1)子どもが「サンタクロース」に手紙やお菓子を用意するようになる

子どもは3~4歳になると、おままごとをしたり、弟妹をかわいがったり、人とのコミュニケーションを覚え、人にやさしくできるようになってきます。

そしてそのやさしさは当然、サンタクロースにも向いていきます。サンタさんは寒いだろうな。プレゼントを持ってきてくれてありがとう。子どもは寒い夜にみんなの家を回っているサンタさんを労おうと、お手紙を書いたり、温かい飲み物やお菓子を差し入れようとするのです。

もちろんそんな姿を見て、とてもかわいいと思いましたし、思わず写真に撮ってSNSに投稿したりもしました。でも夜になって子どもが眠ると、ふと困るのです。

この手紙は回収した方がいいのかな?返事は書くべきなのかな?
このお菓子は食べた方がいいのかな?残しておくべきなのかな?

食べても残しても罪悪感を覚えるような、正解のない難問です。

ちなみにわたしは、手紙だけ回収して、お菓子には手をつけませんでした。
一応、「サンタさんは忙しいから食べる暇はないんだね。でもお手紙はもらってくれてよかった」という解釈です。

手紙がなくなっていたことで、娘はサンタさんの存在をより強固に信じることとなりました。

2)子どもがパソコンを見ている時に、WEB広告でサンタからのプレゼントが出る

最近のインターネットは賢くて、1度調べたものをピンポイントで広告に出してきます。
これは割と盲点だと思うので、皆さんに気をつけていただきたいところです。

娘がわたしのパソコンで動画を見ていた時、サンタクロースにもらったはずのプレゼントが広告として現れたのです。
「あれ?サンタさんがくれたものをママも調べたの?」

冷や汗ものです。その場は何とか苦しい言い訳で逃げましたが、娘の心には疑いの火が灯ったことでしょう。

これはクリスマス前でも後でも厳しいです。

広告が出ないように何とかできないものか、履歴を消したりサービス元のサイトで設定を変えたり、いろいろと手を尽くしてみましたが、減ることはあっても完全に無くすことはできませんでした。

3)テレビドラマで父親がサンタに扮する場面が出てくる

子ども番組だけを見ているうちはいいのです。子ども番組は子どもの夢を守ってくれます。でも、小学生くらいになると、だんだん子どもも一緒にドラマやバラエティを見る機会が増えてきます。そうすると季節も関係なく、突然サンタクロースに扮する父親が出てくることがあるのです。

最近ですと、国民的大ヒットだった「あまちゃん」でも、月9ドラマ「デート」でもありました。作り手側からしたら、サンタクロースのネタは子どもも一緒に楽しめてほっこり心温まるエピソードに思えるのかも知れません。けれど、こちらからしたら死活問題です。

いきなりのネタばらしですよ。クリスマスでも何でもない時期に心構えもないのに突然すぎます。

「え?どういうこと?」って、子どもたちは固まりますし、親だって固まります。どうにか何事もなく次の場面に行って流れてくれないかなあ、見なかったことにできないかなあって思いますけれど、それはそれで気まずいです。うちの場合は濃厚なラブシーンよりずっとずっと気まずい空気になります。