2016年が始まり、素晴らしい毎日を過ごしていますでしょうか。年末に行った大掃除で綺麗になった部屋も、このお休みが続く毎日の中で、少しずつ整理が行き届かなくなっているのではないでしょうか。

筆者は早朝に自宅で執筆をするのですが、「部屋の乱れは心の乱れ」というように、整理整頓ができていないと、なかなか作業に集中することができません。ですので、前日の夜のうちにしっかり掃除をし、最低限、目に入る範囲内だけは整理しておきます。

部屋の状態とあなたの状態はそう無関係では無さそうです。書籍『もしドラ』の著者である岩崎夏海さんが代表をつとめる「部屋を考える会」でも、「あなたの部屋=あなたの脳」と分析しています(書籍『部屋を活かせば頭が良くなる』より)。

もし、鬱うつとした暗い気持ちで新年を過ごしているならば、あなたの部屋から活力がなくなっているのかもしれません。逆に常に前向きで意欲的に毎日を過ごせているのではあれば、それは脳にエネルギーを補給するような、活力のある部屋で暮らせていると同書では説明されています。

今回は、あなたの生活をポジティブなものにする、「ヘヤカツ(部屋を活かす方法)」について考えてみましょう。大掃除の後に、部屋の模様替えを意識していた人にもオススメです。

「掃除がしにくい部屋化」している部屋とは

まずはあなたにテストです。ご自身の部屋(普段過ごしている空間で良いです)を掃除してみてください。一体、どのくらいの時間がかかるでしょうか。この掃除時間がヘヤカツのポイントとなっています。

15分で掃除ができなかった人は「掃除がしにくい部屋化」しているので要注意。例えば、掃除機をかけるための導線が確保されていないと、それだけで掃除に時間がかかってしまいますよね。掃除機をかけるたびにテーブルや椅子を移動させ、家具が邪魔で掃除機のノズルが届かないといったことにはなっていないでしょうか。

ストレスなく掃除機をかけ、拭き掃除をするには、部屋の隅々まで「掃除の道」を作る必要があります。この道が通っていない部屋は見た目にも圧迫感があり、健康的ではありません。まずは、人と掃除機が入ることができる太い掃除の道を作り、そして次に細い道を作ります。細い道とは、30cm~80cmを目安に掃除機だけが入る道とのこと。必然的に床の上にものを置いていると掃除機をかけることができませんので、それらはクローゼット内にしまいましょう。